一線を画す(いっせんをかくす)
「いっせんをがす」と読んでしまいそうですが正しくは「いっせんをかくす」になります。また、同じように使われている言葉に「一線を画する」という言葉もあります。同じ意味で使われていますが意味は微妙に違うそうです。では、この一線を画すとはどういう意味でどんな状況の時に使われる言葉なのでしょうか。
今回はその一線を画すについて解説していきます。
一線を画すの意味
「一線」とはあるものを分けたり区別をすることを指します。そこに画すをつけることで線引きされた上で「他より際立っている」、もしくは「違いを明確にする」という意味で使われています。
一線を画すの由来
画すという言葉は「計画する」という意味なので「一線を画す」の場合は、線引きの計画をするという意味になります。
画するは「画(かく)」に「する」という動詞がついた言葉になりますので、「区分け」や「境をする」という意味になりますので「一線を画する」の場合は、線を引いて境をしたり、区分けをするという意味になります。
ただ最近は「画す」も「画する」も「区分けをする」という風に同じ意味で使われていますので、どちらでも良いようです。
一線を画すの文章・例文
例文1.彼は野球の才能があり他の選手とは一線を画す存在だ
例文2.彼女のピアノは魅力的でコンクールに参加した演奏者の中で一線を画していると思う
例文3.息子が面倒ごとに巻き込まれないよう一線を画して注意深く様子を見ている
例文4.彼女達は気が合わずいつも喧嘩をしているので一線を画しておいた方がいいと判断した
例文5.先輩の営業成績は一線を画しており皆から期待されている
他より優れているといういい意味でも線引きして近づかないようにするなどのよくない意味でも使われます。
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一線を画すの会話例
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隣のクラスのAくん、サッカーが上手いって僕のお父さんが褒めてたんだ
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あ、昨日テレビに出てたよね、私のお母さんもすごいのねって言ってた!
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一線を画してるなぁって言ってたんだけど、あれどういう意味?
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線引きしてはっきりさせるってことだけど、その場合はもう一つの意味のずば抜けてるってことだね
一線を画すの意味を訊ねる会話になります。
一線を画すの類義語
類義語には「制限を設ける」や「距離を置く」「仕切りをする」「分ける」などが挙げられます
一線を画すまとめ
一線を画すとは線引きをして区別するという意味や頭一つ抜けているという褒めるときに使われます。ものを分けるというよりは、人に対して良いも悪いも並外れていたり区別をする時に使われることが多いようです。会話の流れや場合によっては誤解のないように注意が必要かもしれません。