「一衣帯水」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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一衣帯水(いちいたいすい)

新型コロナウイルスによる混乱が続いている昨今、入国制限の措置をとる国も多くなってきました。グローバル化社会となっている現代において、人の流入を制限するということは経済的に大きなリスクをはらんでいます。特に一衣帯水な隣国でもし感染者が出てしまったら、そこから感染が拡大していきます。
そんなことにならないために、国の高官たちは断腸の思いで入国制限をしているのだと思います。今回はこの「一衣帯水」について詳しく見てみましょう。

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一衣帯水の意味とは

一衣帯水とは、一筋の幅の狭くて長い河川や、幅が狭い海峡のことを指しています。幅の狭い河川を隔てて隣国がすぐそばにあることから、密接な関係を意味している場合もあります。

一衣帯水の由来

一衣帯水の由来は、中国の『南史・陳後主紀』にある「我為百姓父母、豈可限一衣帯水、不拯之乎(我、百姓の父母たるに、あに一衣帯水を限り、これを拯(すく)わざるべけんや)」という一文です。
意味は、「私は民衆の親の立場にある皇帝である、細い川で隔てられている先にいる民を救わずにはいられない」といった内容になります。

一衣帯水の文章・例文

例文1.一衣帯水の関係にある日本とアメリカだからこそ、今後の付き合い方が問われる。
例文2.あの人と一衣帯水な関係である課長とは仲良くしておいたほうが良い。
例文3.一衣帯水だからこそ、困ったときには助け合いの精神で行こう。
例文4.一衣帯水の関係に甘んじてしまわないようにしよう。
例文5.一衣帯水という言葉は、中国の書物からきている。
あまり日常的に使うところがないかもしれませんが、使ってみると注目を集めることができるかもしれません。

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一衣帯水の会話例

  • 最近のヨーロッパは、ドイツにべったりじゃないか?EUとかもそうだけど、これからどうなるんだろう…

  • 一衣帯水って関係のようで、本当はさまざまな思惑が絡んでそうだけどね。

  • 大陸は大変だなあ。陸続きだから、いろいろ困ったことになればその土地に侵入できちゃうし。

  • あら、日本もアメリカにべったりだと思うわ。でも、その関係もいつまで続くのかはわからないけどね。

イギリスが本格的にEUからの脱退を果たした今、これからどうなってしまうのかとても心配です。

一衣帯水の類義語

一衣帯水の類義語として、「衣帯一江」(いたいいっこう)「衣帯之水」(いたいのみず)といった一衣帯水と同じ意味を持つ四字熟語があります。

一衣帯水まとめ

花粉やウイルスなどは、ものによっては風によって範囲を拡大させるものもあります。とくに、陸続きであれば国を隔てていても感染してしまう可能性が高くなってしまいます。ですが、島国だからと言って安心できるわけではありません。
グローバル社会になり、海外からの旅行客なども多くなっていることからも感染リスクは潜んでいるのです。関係性が密接であるということは、そういった危険性もあるということを理解しておきましょう。

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