「三顧の礼」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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三顧の礼(さんこのれい)

正しい振る舞いが分からなくなった時、参考になるのが古くから伝えられている故事成語です。「三顧の礼」には人付き合いにおいて知っておきたい、重要な意味が込められています。知っておくと得をする、三顧の礼について学んでいきましょう。

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三顧の礼の意味とは

三顧の礼(さんこのれい)とは、自分より年下の人・格下の人に対しても礼儀を忘れないという意味があります。社会的に成功を収めている人が、無名の人に対して丁寧に振る舞う立派なおこないを示すこともあります。

三顧の礼の由来

三顧の礼の故事成語は、中国の三国志からきた言葉です。三国志には諸葛亮という有名な将軍がいますが、とても頭の低い人で「部下になって欲しい人」に自ら頭を下げにいく事もあったそうです。自分より身分が下の人に対して、将軍が3回もお願いに行った…というエピソードから生まれたのが三顧の礼。聞いていて胸が熱くなる逸話です。

三顧の礼の文章・例文

例文1.知事みずからお願いに来てくれた、まさに三顧の礼だな。
例文2.新しい社長はプライドが低い、三顧の礼の様な人だ。
例文3.部下にいつでも横柄な態度は、嫌われてしまうよ。三顧の礼を重んじないと。
例文4.思わずかっとなったが三顧の礼を思い出し、丁重に相手をした。
例文5.殿下のような方に三顧の礼の対応をしてもらい、感動しております。
三国志から生まれた三顧の礼の言葉。その人が真の人格者かどうかは「目上の者に対する対応」より「目下の者に対する所作」に表れるのかもしれません。

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三顧の礼の会話例

  • うちの父親って、少し頼りないよな…。

  • そう?町内会では頼りにされている、立派な人よ。

  • 誰に対してもペコペコしているからな…。

  • まさに三顧の礼を絵に描いたような人ね。大切にしてあげて。

自分の父親について話している男性と、幼なじみの彼女。周囲の人と仲良くやるためには、時にはプライドを捨てて分かち合う必要もあります。三顧の礼が素直にできる人…それは尊敬に値する人なのかもしれません。

三顧の礼の類義語

三顧の礼の類義語として、草廬三顧(そうろさんこ)・三微七辟(さんちょうしちへき)などがあります。

三顧の礼まとめ

出世したり年齢を重ねると、自分より下の立場の人に対して、つい強く出てしまう時もあります。そうでは無く、格下の人にも真心込めて接するのが大切と説いているのが「三顧の礼」です。どんな人にも分け隔てない態度ができる、教養ある大人になりたいものです。

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