世間体(せけんてい)
この言葉を気にする方は非常に多いと思われます。というより、人であれば当たり前の感覚ですよね。「周りを気にする」といった言葉が社会というスケールが大きいものに置き換わったような意味を持つ言葉です。
今回はそんな「世間体」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。
世間体の意味
世間体とは、「世の中や、周りにいる人に対しての対面や体裁」のことを指し示した言葉です。
「世間体を気にする」「世間体が悪い」といったような形で用いられる機会が多い言葉となっています。よくも悪くも神経質な方にはよく心当たりがある言葉かもしれません。
世間体の由来
この言葉は仏教の言葉が由来となっています。仏教には「出世間(しゅっせけん)」という言葉が存在しており、これは「煩悩などの迷いで汚染され満ちた世界から脱した世界」という意味で使われており、ここにおける世界という部分が社会や世の中というものを指していることから、この言葉が元となり転じて、今のような形で使われるような言葉となりました。
世間体の文章・例文
例文1.世間体を気にする。
例文2.世間体が悪いことは避ける。
例文3.彼は本当に世間体を気にしない人だ。
例文4.世間体を気にし過ぎては行動は起こせない。
例文5.世間体を気にする彼だが、家の中で私達にどう見られるかは全く気にしていない。
世間体は気にしつつも家族の前などでは完全な素でいる人というのは、人によっていいことでもあり、悪いことでもあるかもしれませんね。
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世間体の会話例
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佐藤さんって世間体気にするタイプの方ですか?
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私はそこまで気にしないですかね。ネット上に顔出しで動画配信とかしていますし。
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それはすごい度胸ありますね。
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最初は心臓破裂するかと思いましたけど、案外誰も見ないので段々気にならなくなるものですよ。
YouTuberになるような方は世間体に対する度胸があると言えるかもしれませんね。
世間体の類義語
世間体の類義語としては、「省略(しょうりゃく)」、「オミットする(おみっとする)」などが挙げられます。
世間体まとめ
世間体は気にしなさ過ぎても問題ですし、気にし過ぎても問題です。また、何かしらの経験をある程度積み重ねたら世間体を気にすることなく、飛び出したりチャレンジしてみたりすることもあまり大きいリスクを伴っていなければ決して悪くはないものです。
今、世間一般でよくお金を持っていると噂される機会が多いYouTuberの彼らが人一倍世間体を気にしていたら、決して今のような状況になることはなかったことでしょう。