中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)
「中秋の名月」は、秋がやってくると意識するものですよね。一年で月が最も綺麗に見える事で知られ、当日などはニュースや気象予報コーナーでも必ず話題に触れます。それぐらい日本人に馴染みがある言葉ですが、詳細を知らない人も年々多いと思うので、詳しい解説をさせて頂きます。
中秋の名月の意味とは
「中秋の名月」の意味は以下の通りとなります。
(1)十五夜の月。陰暦8月15日の夜に見える月で、この日は月見をするのが習慣。
(2)一年で最も月が美しい日で、毎年9月7日〜10月8日の間で満月が出る日。
(3)中秋の名月は2019年9月13日、来年は2020年10月1日、昨年は2018年9月24日。
(4)別表記「仲秋の名月」。別名「芋名月」。
「中秋の名月」は旧暦では8月15日で、これを現在の新暦に当て嵌めると、毎年9月7日〜10月8日の間で満月が出る日を”十五夜”として、これを「中秋の名月」としています。この日になると、月見団子を供え、他にも秋の味覚である芋や野菜を用意して、神様に感謝や豊作の祈願をしました。別名「芋名月」とも呼ばれ、全国各地では里芋を供える事が多いので、そこから呼ばれるようになりました。
中秋の名月の由来
「中秋の名月」は”十五夜”の事で、その起源は中国で酒を飲み月を眺める貴族の催し「月見」が広まり、それが平安時代に日本に伝わったとされています。魔除けとされるススキ、丸い団子を月に見立てた月見団子、里芋などの農作物を供えとして用意するのが習わしです。元は貴族による祝いなので、日本も一部の上の身分だけ楽しんでいましたが、江渡時代になると庶民も始めるようになり、その頃から粉を材料にした団子の方が美味しいとなり、所謂現代の月見団子に姿を変えました。
中秋の名月の文章・例文
例文1.中秋の名月は秋を感じられる一日として、個人的には本当に大好きだ。
例文2.中秋の名月になると、お団子とススキを思い出す。
例文3.昔は中秋の名月の十五夜以外にも、前夜となる待宵月や翌日の十六夜も有名だった。
例文4.秋は行事が少ないので、中秋の名月の習慣は今後も残すべきだ。
例文5.中秋の名月の頃が、暑くもなく寒くもなく涼しいので、一年で最も過ごしやすい。
「中秋の名月」は秋を表現しているので、その様な意味となる例文です。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
中秋の名月の会話例
-
真ん丸の団子を食べると、中秋の名月なんだと実感しますよね?
-
団子を食べて思い出すの? 月を見るんじゃなくて?
-
普通は団子じゃないの? 俺はいつもみたらし団子を食べると、お月見だなーとか、十五夜だと思うよ。
-
それも悪くないけど、中秋の名月は一年でいちばん綺麗にお月様が見えるんだよ。何だかムードが良いじゃない! 女性と話す時は嘘でも、食欲を抑えなよ。
男性は食欲、女性は神秘的な雰囲気で「中秋の名月」を意識するという会話です。
中秋の名月の類義語
「中秋の名月」の類義語には、「十六夜の月」「有明の月」などの言葉が挙げられます。
中秋の名月まとめ
「中秋の名月」とは、十五夜の月の事で、一年で最も綺麗に月が見える日です。陰暦8月15日の夜に見える月なので毎年月日は変化し、2019年は9月13日で来年は2020年10月1日となります。月見団子やススキを供えるのが、日本での習慣となっています。