丹精(たんせい)
よく「この野菜は丹精込めて育てました」といった言葉を聞くのではないでしょうか。しかし、その丹精とはどういったものなのでしょうか。野菜や果物などの食物に対して使われるイメージがありますが、丹薬という言葉もあり、除草剤のようなものでしょうか。なんとなく、丹精込めて作られたもののほうが良い気がしますが、具体的な意味をあなたは答えられますか?今回は「丹精」について詳しく見てみましょう。
丹精の意味とは
丹精とは、心を込めて物事をすることやまごころなどの偽りのない真心や誠意のことを指します。主に「丹精を込めて」「丹精を尽くす」といった使い方をします。
丹精の由来
「丹精」の「丹」には「丹念」のように「まごころ」という意味合いがあり、「精」には「真実の心・本当の気持ち」という意味があります。
それらから、「偽り・飾り気がない真心」などを意味することになり、「心を込めて頑張る」といった意味も付随しました。
丹精の文章・例文
例文1.丹精を込めて育て上げた、自慢の逸品だからたべてほしい
例文2.丹精してこの最上の書類を作り上げることができたのだと思う
例文3.このおいしいお弁当は、母が丹精込めて作ってくれた
例文4.丹精されて育ったいとこは甘えん坊になってしまった
例文5.丹精して作ったこの企画書は、大成功を収めた
丹精という言葉は、主に「まごころ」と言い換えることができます。
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丹精の会話例
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見てみてー。このお弁当、妻が作ってくれたんだ。すごいおいしそうだろー?
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すごい!飾り切りまでしてある!丹精込めて作ったのね。
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そうなんだよー。本当に僕にはもったいない人だと思うよ。
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のろけるのもいいけど、仕事して、仕事。
丹精込めて作られたものをもらうと、とてもうれしいですよね。
丹精の類義語
丹精の類義語として、「まごころ」「熱心」「丁寧」があげられます。
丹精まとめ
日常的に使われている言葉でも、意味を詳しく知らないで使っている言葉とかありませんか?もしかしたら、あなたの知らないところで誤用していることを指摘されているかもしれません。
社会人となって、そういった誤用ばかりしているとあなたの学力なども問われ、評価も下がるかもしれません。そんなことにはならないように、社会人で使うようになった言葉などの意味をもう一度確認してみてはいかがでしょう。丹精込めてしっかりと学びなおしたほうが、より自分の身に付き、これからの人生の助けとなるでしょう。