「九夏」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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九夏(きゅうか、きう)

「九夏」は読めても、意味が分からない言葉ですよね。夏を指すのは推測できますが、そこからは分かりかねるお手上げ状態ではないですか? 夏の期間の約90日を「九夏」と呼ぶそうなので、その詳しい意味や解説をさせて頂きます。

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九夏の意味とは

「九夏」の意味は以下の通りとなります。
 (1)夏の中でも最も暑い頃。
 (2)夏の90日間。6月から8月までの90日間。
 (3)夏の期間全て。夏を表現する古語。
6月初めから9月末までの3か月、約90日間を「九夏」と呼びます。「九夏三伏」(きゅうかさんぷく)という四文字熟語があり、夏の中でも最も暑い頃を意味する言葉です。そこから「九夏」にも同様の意味として扱われますが、厳密には夏の90日間となります。 

九夏の由来

仏教用語の中に、「九旬」という夏を指す言葉があります。そこから「九旬の夏」という言葉ができ、さらに省略した「九夏」が広まったという説が有力です。また、季節のしての「夏」の前に、古代中国の最初の王朝で伝説とされる扱いに「夏」(か)がなっています。そこから、「夏」という言葉が中国では様々な扱いがされ、その中の一つとして”季節”も含まれています。

九夏の文章・例文

例文1.九夏は熱帯夜が付きものだ。
例文2.九夏は8月末までだが、今では9月も酷暑が続く。
例文3.一年でいちばん鰻が食べたくなるのも、九夏になってからだ。
例文4.真夏よりも九夏とする方が、風情や情緒があると思える。
例文5.九夏は夏の期間を指す古語で、現代では通用しない事もある。

「九夏」の説明や補足のような例文です。これ以外のネット上の例文も、同様のものばかりとなります。

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九夏の会話例

  • 夏を意味する古語、二文字熟語って多くないですか?

  • そうだね。九夏はもちろん、夏季、夏虫、半夏、初夏などいくらでもあるよね。

  • 日本は四季があるから、それだけ多いのかな?

  • どうなんだろうね? 四季はもちろん関係あるけど、夏は中国から伝わった伝統や歴史ある特別な言葉だからじゃないかな!

「九夏」を含めた夏を使った二文字熟語の多さについての会話です。

九夏の類義語

「九夏」の類義語には、「九暑」「夏季」などの言葉が挙げられます。

九夏まとめ

「九夏」は、夏の期間である6月始めから8月末までの約90日間を意味する言葉です。古くから伝わる古語で、その元となるのは中国とされます。現在はあまり使われませんが、夏を情緒深くする言葉として理解するべきです。

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