「乾坤一擲」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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乾坤一擲(けんこんいってき)

「乾坤一擲」は四字熟語の中でも難解な部類に入りますが、博打好きなら知っている人も多いのではないでしょうか? 賽は投げられた、一か八かなど賭けに出た際に使われる言葉です。他の博打に関係した言葉より知られていないのは、中国色が強く残っているからでしょうか? そんな関係性も含めた解説となります。

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乾坤一擲の意味とは

「乾坤一擲」の意味は以下の通りとなります。
 (1)運命を賭けて大勝負をする。賽(サイコロ)を投じて天となるか地となるかの大勝負。
 (2)自分の人生を懸けた大仕事や、一世一代の大勝負をすること。
 (3)反対にした「一擲乾坤」も同義。
”乾”は天、”坤”は地、”一擲”はサイコロを投げる意味なので、天地を懸けてサイコロを振る大勝負と解釈できます。賭け事などギャンブルだけでなく、仕事などでもその後の人生を左右する大勝負にも「乾坤一擲」と使います。この様なギャンブル的な言葉は多く、「伸るか反るか」や「丁か半か」も基本的には同じ意味合いとなります。

乾坤一擲の由来

「乾坤一擲」の由来は、中国中期の政治家・韓愈の詩「鴻溝を過ぐ」にある一文とされています。その後日本では、政治家・小泉三申による「新版由比正雪」(1912年)に、「乾坤一擲」を使った一文が残されています。

乾坤一擲の文章・例文

例文1.友人とテレビゲームをしていて、最後に乾坤一擲な大勝負を行ったが見事に負けてしまった。
例文2.パチンコが大好きで一度ホールに行くと、財布がすっからかんになるか、大勝するまで乾坤一擲な勝負を繰り返す。
例文3.妻の両親に大反対されたが、乾坤一擲の覚悟で何度も説得し無事に結婚できた。
例文4.海外FXはそのレバレッジ高さから、乾坤一擲と呼ぶのに最も相応しい。
例文5.中学の頃はクラスでビリの成績だった息子が、今では東大生にまで上り詰めたのは、毎日必死に乾坤一擲な思いで努力をした結果だ。

「乾坤一擲」を大勝負と捉えた例文となります。

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乾坤一擲の会話例

  • 競馬とかパチンコってやります?

  • 数回はやったことがあるけど、今はまったくやらなくなったなー!

  • ギャンブルだから、やっぱり嫌いになったんですか?

  • そうじゃなくて、ギャンブルで運を使いたくないって考えに変わったのが大きいかな。私は結婚や仕事が、人生を決める乾坤一擲だと思っているから。そこで勝負をして勝ちたいから、ギャンブルをしなくなったの。

運を使いたくない理由でギャンブルを止めた女性が、「乾坤一擲」について語ります。

乾坤一擲の類義語

「乾坤一擲」の類義語には、「賽は投げられた」「当たって砕けろ」などの言葉が挙げられます。

乾坤一擲まとめ

「乾坤一擲」は日本人に馴染み深い「賽は投げられた」や「一か八か」と同義で、運命を賭けた大勝負や一世一代の勝負という意味になります。発祥となるのはは、中国中期の政治家・韓愈の詩からの一文です。

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