事なきを得る(ことなきをえる)
「事なきを得る」とは、大事に至ることなく無事に収束するということです。人生において、あわや大惨事になるところだったけど何とか大事に至らずに済んだという経験はないでしょうか。そんな大事に至ることなく無事に収束するという意味の「事なきを得る」について、今回は解説していきます。
事なきを得るの意味とは
事なきを得るの意味は、何か大きなこと(怪我や事故、被害など)が起きてしまいそうだったが、結果として大事に至ることなく終わるということです。例えば、集合時間に間に合うように出かけたら、電車が遅延していてギリギリになってしまったが無事間に合って事なきを得たというような、追い込まれそうな場面で用いられることの多い言葉となっています。そのような大事に至ることなくほっとするようなときに「事なきを得る」という言葉は使われます。
事なきを得るの由来
事なきを得るの語源として、「事なき」とは、事がない事、つまり一大事に至ることがないという事を表しています。つまり、事なきを得るとは、一大事に至ることなく無事免れるという意味になります。
事なきを得るの文章・例文
例文1.一時はどうなることかと思ったが、事なきを得てほっとしている。
例文2.歩行者とぶつかりそうになり急ブレーキをかけて事なきを得たが、あわや大事故になるところだった。
例文3.大雪の予報で道路が通行止めになると思っていたが、あまり降ることなく事なきを得た。
例文4.宿題を忘れていたが、授業前に咄嗟に終わらせて何とか事なきを得た。
例文5.ミスに早く気づけていたから大きな失敗をすることなく事なきを得たが、危ないところだった。
事なきを得るという言葉を使った例文になります。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
事なきを得るの会話例
-
今日も無事勝ち試合を見れてよかったね。
-
本当だね、でも最後までひやひやするシーンが多かったね。
-
そうだね、特に最終回のあの外野手の気迫あふれるプレーのおかげで事なきを得たけど、あれがなかったら逆転を許してただろうね。
-
でも無事勝てて良かったね。これで我が校は今年も決勝進出だね。
高校の野球部の試合を見に行って、その結果について話している様子です。
事なきを得るの類義語
事なきを得るの類義語は、「大過なきを得る」「無事に済む」などがあげられます。
事なきを得るまとめ
今までで、あわや危ないところだったという場面で事なきを得たなんて経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。事なきを得るとは、そんな大惨事になることなく、無事であることを表す言葉でした。なるべく危ないことは少ないに越したことはないですが、そのようなことがあっても事なきを得るのが一番ですね。