「人の噂も七十五日」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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人の噂も七十五日(ひとのうわさもしちじゅうごにち)

「人の噂も七十五日」とは「どんな噂話も数カ月も経てば誰も関心が無くなる事から、噂とは一時的なものという教え」です。多くの人は自分の噂話は腹立たしいが、人の噂ほど面白おかしくて興味が湧く事もないと思います。休憩時間などに全員が共通テーマで盛り上がるのは居ない人の噂話が最適な訳ですが、しかし同時に子供染みていて低レベルなのも間違いありません。

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人の噂も七十五日の意味とは

「人の噂も七十五日」の意味は以下の通りとなります。
 (1)世間の噂は長続きせず数か月である七十五日も経過すれば忘れられる事。
 (2)ある噂話をするのも一時の期間だけでやがて誰も関心を抱かなくなる事から、噂などは放っておいたりあまり真剣になる必要がない喩え。
 (3)「七十五日」も同義。
”噂”は「居ない人の話題」「風評」「世間で話題の話」、”七十五日”は「噂が消える日数」「初物を食べると長生きする日数」で、人の噂話とは精々数か月程度でやがて誰も興味が無くなるのが「人の噂も七十五日」です。これは噂話などは他愛もないので本気になる必要はないという教えで使われる事が多く、要するに人は飽きっぽくて忘れやすいので、一つの噂話にいつまでも関心を抱くのはそもそも無理なのです。ですから噂話などは飽く迄もその場限りの話として、あまり真剣になる必要はなく適当な相槌でもしておく程度にするのが無難なのでしょう。しかし、逆の見方をするなら、数か月後にはまた別の噂話で盛り上がっているとも受け取れます。

人の噂も七十五日の由来

「人の噂も七十五日」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては近代日本の小説家・坪内逍遙の著書「当世書生気質」などに文言が記されています。

人の噂も七十五日の文章・例文

例文1.多くの女性は噂話が大好きで、いくら人の噂も七十五日と言っても彼女達にとっては毎日新しい噂がアップデートされるのでキリがない。
例文2.人の噂も七十五日とはよく言うが、職場不倫がバレて左遷されて早2カ月が経過したが未だに不倫をネタにされる私は人気者なのか馬鹿にされているのかよく分からない。
例文3.人の噂も七十五日をあくどく使うのが政治家で、問題発言や疑惑をメディアに取り上げられると平気で国会を病欠し逃げ惑う卑劣な恥さらしだ。
例文4.日々が退屈だと人の噂話ぐらいしか関心事がなくなり、だからワイドショーなどは未だに人気を維持しているので、人の噂も七十五日とは安易に言えないのかも知れない。
例文5.人の噂も七十五日と言うが、学生時代に授業中洩らしてしまった時はその数か月が地獄のような期間で一刻も早く過ぎてくれと祈るように願っていた。
「人の噂も七十五日」を使った例文となります。

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人の噂も七十五日の会話例

  • 人の噂も七十五日って言うけど…。

  • はいはい、あの噂の事ね。今年一杯でうちの会社がなくなるっていう。

  • そうなんだよ。実際のところ、何か知っているんじゃない? あれだけ上層部と仲良くしていたんだから…。

  • ちょっと、人を愛人認定しないでよ。少しばかり何人かの偉い人達と冗談を言い合った事があるぐらいなの。でも、これだけ業績不振が続くと倒産してもおかしくはないわよね。

会社が倒産するのではという噂話を同僚同士が繰り広げている様子です。

人の噂も七十五日の類義語

「人の噂も七十五日」の類義語には「人の上は百日」「世の取り沙汰も七十五日」「善きも悪しきも七十五日」などの言葉が挙げられます。

人の噂も七十五日の対義語

「人の噂も七十五日」の対義語には「悪事千里を走る」「虎狼より人の口恐ろし」などの言葉が挙げられます。

人の噂も七十五日まとめ

人というのは元来飽きっぽい性分なので、どんなに話題を独占するような噂話でも精々は数か月ぐらいしか盛り上がらず、その後は次第に興味が無くなっていき仕舞いには誰も関心すら無くなる事から「人の噂も七十五日」と言われています。ですから、噂話は真剣にならず、単なる談笑程度の気休めとするべきなのでしょう。

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