人の振り見て我が振り直せ(ひとのふりみてわがふりなおせ)
「あの人本当に人の話聞かないよね」という人ほど頑固で何を言っても聞く耳を持たなかったりしますよね、おまけに自分ではなかなか気づかない、そんな人にぴったりな言葉が「人の振り見て我が振り直せ」です。自分で意識を変えなくては意味はありませんが、これを見て考えを改めようと思ってくだされば幸いです。さて、そのことわざについて解説していきます。
この記事の目次
人の振り見て我が振り直せの意味
他人の行動を見て、批判するのではなく、自分の行動を見つめ直して良いところは見習い悪いところは改めましょうという意味になります。
人の振り見て我が振り直せの由来
このことわざで使われる「振り」は踊りの振り付けではなく、「振る舞い」のことだそうです。
「振る舞う」の語源は「振い舞う(ふるいまう)」で、辞書によれば「鳥が羽を振って空を自由に舞うようす」に由来する「やまとことば(日本古来の言葉)」です。「立ち振る舞い」といえば立って行う動作のことで、「立ち居振る舞い」は立ったり座ったりする所作のことです。
人の振り見て我が振り直せの文章・例文
例文1.陰口を言うなんて最低ねと友人が言っていたので人の振り見て我が振り直せだねと返したくなった
例文2.人の振り見て我が振り直せというのが踊り関係の話だと思っていた
例文3.私の座右の銘は人の振り見て我が振り直せだ
例文4.友人に人の振り見て我が振り直せと言われたが何か嫌なことでもしていたのだろうか
例文5.人の振り見て我が振り直せと友人に言ったはいいが自分はどうだろうかと悩んでしまう
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
人の振り見て我が振り直せの会話例
-
最近隣の席の人が貧乏ゆすりしてるのが気になって仕方ないんだよね。なんか嫌じゃない?
-
確かに、どうしても目についちゃうというか、ちょっと気になっちゃうよね。
ちなみに人の振り見て我が振り直せって言葉知ってる? -
知ってるけど、あれ?もしかして俺も貧乏ゆすりしてる?
-
気づいてなかったのね。結構してるよ。
陰口している人最低っていう陰口のように、意外と悪いことは特に相手がしていることと同じ行為をしてしまっていることに気がつかないことは多いようです。
人の振り見て我が振り直せの類義語
このことわざの類義語には「反面教師」「人を以て鑑と為す」など相手を見て自分の行動に気をつけたり改めたりすることわざが挙げられます。
人の振り見て我が振り直せまとめ
陰口や貧乏ゆすりなどに癖だったり長話など人の悪いところを自分もやってないか省みる機会になります、このように欠点にフォーカスを当てて会話に登場することが多いため、良いところも見て取り入れようという意味があることを見落としがちな気がします。是非とも、人の悪いところばかり探すのではなく、素敵なところも見て、取り入れ、素敵な自分になれるよう心がけてください。