人流(じんりゅう)
「人流」とは「人々の移動や流れといった意味で、コロナ禍で注目される人々の往来で役立つデータ分析の重要ワード」です。これまでは漠然と大都市には人が集まるとして、それを裏付けするデータは駅利用者数や人口などから判断をしていました。しかし、コロナ禍に突入しスマホの位置情報データなどを組み合わせて、より正確に現在の人々の動きが把握できるようになったのです。要は新しい技術を利用したコロナ対策が、結果的にはマーケティング分析などでも役立つ事に繋がったのです。「人流」がどんどん詳細に判断できれば、ある場所のある時間帯にはどの年代の人々がどれぐらい集まるのかも一目瞭然となります。そんな可能性を感じさせる「人流」をコロナに関連させて解説をさせて頂きます。
人流の意味とは
「人流」の意味は以下の通りとなります。
(1)人の移動を伴う一連の動静。人々の流れ動きや動線。
(2)コロナ禍社会で注目を集めた言葉で、感染防止として大都市における人の動きや他県への往来などのデータ分析で用いられる重要ワード。
「人流」は文字通り「人の流れ」で、人々がどのような行動をしたり、その動きの流れを把握する事です。しかし、昨今のコロナ禍社会では感染予防や緊急事態宣言などに絡めて、例えば主要駅周辺における前日や先週と比較してどれぐらい人々の動きが変化したのか「人流動向」が調査されます。前日や先週よりもマイナスになるほど「人流」が抑制されているので感染する危険が少なくなり、反対に「人流」が増加するほど他人との接触する可能性が高まり、感染爆発が危惧されます。もちろん絶対ではないですし一つの目安なので、「人流」が増加してもコロナ患者が増えるとは決め付けられません。それでも政府としては「人流」を抑制するのが最大の術であり、感染者・陽性者を少なくする鍵となっています。よって、繰り返しですが本来は単なると言えば誤解もありますが「人の流れ」であり、それ以上でも以下でもなかったのですが、コロナ禍では「人流」=「国家・社会の命運を握る指標」と言っても過言ではなく、特に大都市で「人流」が増加して陽性者も急増すると、地方に派生するのも時間の問題と危機感が露わになるのです。そんな政府の対応が功を奏したのか2021年11月時点では東京を含めた全国の新規感染者が激減し、1日あたり数百人程度で落ち着くと「人流」を気にする人は極端に少なくなり、ニュースなどで大都市の繁華街の「人流」を紹介して気を付けるように呼びかける事もほぼ無くなりますが、再び感染爆発すると今度は鬼の首を取ったように大都市の「人流増加」が槍玉に挙げられます。
人流の由来
「人流」の由来は残念ながら不明です。コロナ禍前は都市部の人の流れや物流などと絡めて時々使われる程度でしたが、コロナ禍になると急激に日常用語となりニュースでは毎日のように扱われ、人々の生活に密着する言葉に様変わりしました。
人流の文章・例文
例文1.政府が発表する人流動向がどうしても信じられない。
例文2.人流を把握すればコロナを抑える足掛かりにはなる。
例文3.携帯大手会社はスマホを活用して人流をリアルタイムで観測するシステムのサービスを実現させた。
例文4.大都市は確かに人流データは重要だが、俺が住んでいる村は人よりも動物の方が圧倒的に多く、脱走した牛や羊を捕まえやすくする為に動流も何とかして欲しいものだ。
例文5.個人的には人流分析をするとどこが人混みなのか一目瞭然なので、京王線刃物男ではないが物騒な事件に利用されて悪影響を及ぼすと思えてならない。
コロナやそれ以外で「人流」を使った例文となります。
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人流の会話例
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コロナ禍なのに、若者達は遊んでいるなー。
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本当ね。政府が緊急事態宣言を発表したのに人流が増えている都市もあるんだものね。
ent
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大人しく家の中に居ればいいのに、自ら進んで…。
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感染者になろうとしている。ワクチンを打っていても絶対ではないのに、そんなに羽目を外して大丈夫なのかしらね。
人流の類義語
「人流」の類義語には、人々の動きや軌跡として「動線」「導線」「道筋」「流動」などの言葉が挙げられます。
人流まとめ
「人流」は人々の流れや動きといった意味合いで、コロナ禍となってから俄然として注目を集める言葉になりました。大都市などでは人々の流れを把握するのは感染予防からも大事な事で、人流データの集計や分析がコロナを抑える切り札の一つとなっているほどです。