会食恐怖症(かいしょくきょうふしょう)
会食恐怖症とは、人と食事ができなかったり、人と食事をとるという事に恐怖を感じる症状のことです。これは原因として、過去に食事をとることを強要されるなどということがいつまでも記憶として残ってしまい、それがいつまでもトラウマになってしまうことです。今回はそんな、「会食恐怖症」について解説していきます。
会食恐怖症の意味とは
会食恐怖症とは、社交不安障害のひとつで、人と食事をとることに強い不安や恐怖を感じることです。その症状には、吐き気やめまい、胃痛や動悸など、人それぞれに異なった症状があります。そのきっかけとして複数理由が考えられますが、特に多いのは、小学校の時の給食で、嫌いな食べ物でも残さず食べることや、食べ終わるまでずっと席に座らされるなどといったことを強要され、食事の時間が苦痛であるという事と共に記憶に残り続けることで、普段の食事でも記憶がよみがえると不安を感じてしまうという事です。その他にも、家族や部活で食べる事を強要されたのが理由となることが多いようです。因みに、会食恐怖症は、英語で「mess phobia」と表記されます。
会食恐怖症の由来
様々な恐怖症がある中で、人との会食における不安障害という事から「会食恐怖症」と言われるようになりました。平成29年に、山口健太氏が代表を務める一般社団法人の会食恐怖症克服支援協会が設立されてから、この会食恐怖症への認知度は高まりました。
会食恐怖症の文章・例文
例文1.会食恐怖症の人は、小学校の給食で苦痛な記憶が原因にある人も多い。
例文2.他人と食事をとるとき、強いめまいやストレスを感じるため、会食恐怖症の前兆かもしれない。
例文3.学生時代の合宿で出た量の多すぎる食事が今でも頭にあり、会食恐怖症となっている。
例文4.会食恐怖症のため、あまり食事の誘いは受けないようにしている。
例文5.会食恐怖症を減らすためにも、最近の給食はそれぞれに食べる量を変えている。
会食恐怖症を使った例文になります。会食することが恐怖という事ですね。
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会食恐怖症の会話例
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実は会食恐怖症で、誰かとご飯食べに行くと時々吐き気がしちゃうんだ。
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え、そうなの?それはすごく大変だね。いつから?
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高校時代の部活の時に、いっぱいご飯を食べさせられたのが今でもトラウマで。。
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そんなことがあったんだね。
会食恐怖症について打ち明けている様子です。
会食恐怖症の関連語
会食恐怖症の関連語として、「対人恐怖症」「拒食症」などがあげられます。
会食恐怖症まとめ
会食恐怖症とは、人と食事をとることに強い不安やストレスを感じてしまうことでした。小学校の時の給食が苦痛で会食恐怖症になってしまうという例が多くありましたが、近年では小学校の給食でも、全員が同じ量ではなく、一人ひとりそれぞれの食べられる量に合わせた配分で給食を食べる取り組みもあるようです。