「修羅場」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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修羅場(しゅらば)

修羅場とは、激しい闘争が行われていたり、瀬戸際にいるような場所・状況を指す言葉です。「昨日修羅場を見ちゃったよ」というように使われる言葉である「修羅場」。できれば遭遇したり、実際目にしたりしたくないものです。ましてや、自分が当事者になるなんてもってのほかですね。ところが、テレビではドラマや「本当にあった話」などで修羅場が幾度も題材になっています。人はなぜか他人の修羅場は見たがるという不思議な面がありますね。修羅場という言葉は、実は仏教が由来です。この記事では、修羅場の言葉の意味や由来について見ていきます。

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修羅場の意味

修羅場とは「激しい闘争の行われている場所」という意味です。通常の使われた方だと、単純に激しい喧嘩のことではなく、三角関係だったり、浮気がばれたり、不倫関係だったり、略奪愛だったりと、痴情がもつれ、ドロドロした場面での争いを意味して使われます。お昼に放送されるメロドラマなどは、この修羅場が良く描かれるイメージです。読み方は「しゅらば」です。

修羅場の由来

修羅場とは仏教の言葉に由来があります。本来の読み方は「しゅらじょう」です。仏教には六道という教えがあり、そのうちの1つ・修羅道において、阿修羅(あしゅら)と帝釈天(たいしゃくてん)が争うシーンのことを表現します。ちなみに能にも「修羅能」という演目があり、これは武将が主人公となって活躍する演目のことを指します。

修羅場の文章・例文

例文1.修羅場を見事に解決するスカッとしたドラマを見た
例文2.せっかくのお祝い事の席が元彼女の乱入の話題のせいで修羅場と化した
例文3.ここまで山あり谷ありで修羅場続きの人生だと言える
例文4.祖父が言うには、戦時中はまさに修羅場そのものだったそうだ
例文5.修羅場をくぐり抜けてきた先輩の話はいつ聞いても面白い
上記のように、修羅場は決して歓迎できるものではありません。ただそういった場面を経験する事は今後の為にも重要だと言えるかもしれません。

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修羅場の会話例

  • お隣さん、昨日大変だったらしいじゃないか。お前、何か聞いてるか?

  • それがさ、息子さんが彼女を連れてきたらしいのよ。親に紹介したくてね。そしたら、なんとそれをきっかけにして両親が実は不仲で、離婚する位の気持ちでいるっていうのが分かって・・・。

  • なんだなんだ。そんな大変なことになってたのか?まるで修羅場じゃないか。

  • で、しかもさ「こんな状況だから彼女なんか認められない」なんて言っちゃって、彼女も怒っちゃってさ。もう1日中大変だったらしいわよ。

ある夫婦がご近所の修羅場について噂をしています。現実世界でも、数多くの修羅場が転がっているでしょう。

修羅場の類義語

修羅場の類義語ですが、単純に争いの中心という意味では「主戦場」という言葉が挙げられます。他にも、ここ一番の大勝負という意味で「正念場」という言葉も言い換えられるかもしれません。

修羅場の対義語

修羅場の対義語としては、「幸福」「幸せの絶頂」などがあげられるでしょう。

修羅場まとめ

修羅場という言葉をみてきましたが、元々は仏教から来ている言葉という事もあり、印象が変わったのではないでしょうか。もちろんそういったシチュエーションに遭遇しない事が一番ですが、そういった場面での胆力こそ重要ですから、修羅場に遭遇しても逃げずに向き合う事も時には重要かもしれませんね。

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