傲岸不遜(ごうがんふそん)
世界から見た日本人の印象の一つが「謙虚」だと思います。確かに日本人で一定の状況以外で自分の主張を前面に押し出すような人は少ない印象ですね。ただ、中にはこの謙虚とは真逆な人もいるでしょう。そうした人に当てはめられる言葉の一つとして「傲岸不遜」という言葉があります。この言葉の意味や使い方に関して解説をしていきたいと思います。
傲岸不遜の意味
傲岸不遜というのは、おごり高ぶって人を見下していたり、謙虚さがないような人のことを表しています。フィクションの世界ではよく悪役キャラとして起用されるような印象もあります。
実際にはあまりみることは少ないかもしれませんが、普段から偉そうな態度をとっていたり、自分の感情や希望を人押し退けてでも前面に出すような人がこれに当たるでしょう。
傲岸不遜の由来
傲岸不遜という言葉の「傲」とはおごっていることを表しています。「岸」とは切り立った崖のことを表していて、2つを合わせると「お高くとまって威張っている」という状態を表す言葉になります。「不遜」というのは決してへりくだらない状態を表しています。結論、合わせるととても「偉そうにしている人」ということになります。
傲岸不遜の文章・例文
例文1.なんて傲岸不遜な人なんだろう
例文2.傲岸不遜な人が私は嫌いだ
例文3.彼の立場や地位を考えたら傲岸不遜な態度は慎んだ方がいいだろう
例文4.私は傲岸不遜な態度にならないように気をつけよう
例文5.傲岸不遜であって、周りに良い印象は与えないだろう
基本的にマイナスイメージの状態を表す言葉なので、自分がそうなっていないか気をつける必要はあるでしょう。
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傲岸不遜の会話例
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今日の会議での社長の態度は頭にきたね!
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そうだね。
流石にあそこまで傲岸不遜な態度を取られるとね。 -
あんな態度じゃみんな嫌になるに決まってるよ。
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社長だから何も言えないけどね。
最近ではあまり見られませんが、少し前までは経営層や中間管理職でも上の層の役職の人にも見られた傾向はあります。
傲岸不遜の類義語
傲岸不遜を表すような状態の他の言葉としては、「傍若無人」や「高圧的」や「高飛車」といったような言葉が例とし挙げられるでしょう。
傲岸不遜まとめ
傲岸不遜という言葉について簡単にまとめてきました。傲岸不遜は自身では気にならないかもしれませんが、他者からの印象は良くないので気をつけましょう。