「入梅」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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入梅(にゅうばい)

6月も中旬になると雨の心配が増え天気予報をチェックする機会が増えます。
夏に水不足になることや農作物のことを考えると梅雨にしっかり雨が降ることは重要ですが少し憂鬱な気分になることもあります。
そんな梅雨の季節を表す「入梅」という言葉を今回は解説しましょう。

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入梅の意味とは

「入梅」は雑節(日本の暦の用語)のうちの一つで「梅雨に入ること」を意味します。
「入梅」の「梅」は「梅雨」を指していると知ってしまえば意味は分かりやすいですね。
太陽の黄道座標における経度が80度に達した日を入梅と定めている為、大体現在の6月11日頃が入梅となります。

入梅の由来

昔は芒種(ぼうしゅ)といって、太陽の黄道座標における経度が75度に達した日の6日目頃の壬(みずのえ)が入梅とされていました。
暦の上ではそこから30日が「梅雨」、そして「出梅」で梅雨が終わります。

入梅の文章・例文

例文1.梅雨と聞くと憂鬱になるが入梅イワシと聞くと食欲が出て元気になる。
例文2.暦の上では入梅は毎年6月11日頃だが、ここ数年の梅雨入りは何時なのか予測が難しい。
例文3.入梅と聞くと梅酒作りの季節だなとワクワクする。
例文4.入梅は気象用語ではないので最近は耳にする機会が減ってきた。
例文5.入梅、出梅、夏至と昔の暦には風情を感じる。
6月や7月の梅雨の時期にとれるマイワシは入梅イワシと呼ばれ、脂が乗っていて一年で一番美味しいイワシとされています。

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入梅の会話例

  • 最近はあまり聞かなくなった言葉だが、入梅の季節だね。

  • まだ梅雨入りしていませんが、それでも入梅というのですか?

  • そうだね、実際に梅雨入りしたかどうかではなく6月11日頃を入梅というんだよ。

  • 梅雨というとジメジメした雰囲気やカビの時期だなと思いますが、入梅というと梅酒や紫蘇やイワシが頭に浮かんで食欲が出てきますね。

使う言葉によってニュアンスが変わりますね。
少し古い感じがするかもしれませんが「入梅」という言葉を使うと風流な印象がするのでおすすめです。

入梅の類義語

「入梅」の類義語は「梅雨入り」です。
またこの時期の雨は「梅雨」と表します。

入梅まとめ

この時期を表す言葉にはよく「梅」が使われています。
昔の人が梅が大好きで仕方がなかったというよりは、季節や天候が直結して生活を大きく左右していたので様々な方法で季節を把握しようとした結果、この時期は梅の色づき方で判断していたからでしょう。
梅雨の時期は気分が高まらない日もあるかもしれませんが、そんなときは「入梅」という言葉を思い出して「梅」の色づき具合をふと見てみるのも良い気分転換になるかもしれません。

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