公明正大(こうめいせいだい)
人の性格を表すときに「公明正大」という四文字熟語が用いられることが多いことでしょう。まさにジャンヌダルクなんかは歴史上の人物の中でも、「公明正大」という言葉にふさわしい人物でしょう。しかし、人物に対して利用するのならば少々堅苦しくもあるように思えます。また、正義という意味合いを表すときに使用されることが多い四文字熟語でもあります。誤字脱字も多い「公明正大」の意味と由来を徹底解説していきます。
公明正大の意味とは
「公明正大(こうめいせいだい)」は「公明(こうめい)」と「正大(せいだい)」の二つの熟語から成る四文字熟語です。したがって、公明は「公平で不正や隠しだてがないこと」を、正大は「態度や言語が正しく、堂々としているさま」をそれぞれ意味します。
この二つの熟語の意味が合わさって、「公明正大」は「私心がさしはさまれず、正しく事の行われること」といった意味になります。
公明正大の由来
まさに読んで字の如くといった意味の「公明正大」ですが、前述のとおり、「公明」と「正大」の二つの文字が合わさってできた言葉になります。
一方で由来は諸説ありますが、一般的に浸透されるようになってからは、いわゆる正義感が強い者を指すといったケースが多いようです。
公明正大の文章・例文
例文1.あの人は公明正大な人物である
例文2.公明正大な判断が下ることを祈る
例文3.会社概念には公明正大を掲げる
例文4.裁判官は公明正大さが求められる仕事である
例文5.公明正大であることの大切さを学ぶ
人物像を指す際に使用するケースや堅い仕事、モットーや座右の銘として利用されることが最も多いように思えます。
公明正大の類義語
「正々堂々」「威風堂々」「公平無私」「公正無私」「公正平等」「心知光明」「大公無死」「厳正中立」「是々非々」「無私無偏」など多くの類義語が存在しますが、例えば「正々堂々」では気迫のある立ち振る舞いをある様を指しますが、「公明正大」は内面の信念という意味にも捉えることができます。
公明正大まとめ
「公明正大」の意味と由来をご紹介させていただきました。会社経営や剣道にも共通している他、書道の書き始めの際にもよく利用される「公明正大」。きちんとした意味を理解することで、誤字や脱字なども防ぐことができ、あらゆる場面で利用することができる、まさに「正義」にはぴったりの四文字熟語とも言えるでしょう。