冠婚葬祭(かんこんそうさい)
大人になると意味が曖昧な言葉があっても、つい知ったかぶりをしたくなる事もあります。基本的な言葉を正しく知っておくのも、社会人として大切なステップ。冠婚葬祭の言葉の意味についてチェックしていきましょう。
冠婚葬祭の意味とは
冠婚葬祭とは、一般的な日本の儀式についてまとめた言葉。冠は成人式のこと、婚は結婚式のこと、葬は告別式のこと、祭はお盆などの先祖の霊を祭ることを示しています。この世に生まれてから亡くなるまでの大きな祭典について記した、日本の四大礼式のことを指しています。
冠婚葬祭の由来
冠婚葬祭という言葉は、中国や韓国などアジアの国々で広く使われている言葉です。冠婚葬祭の冠は成人式を示していますが、奈良時代の頃は15歳前後の子どもが初めて冠を被る儀式として定められていました。また葬は現在の火葬ではなく、土葬を指していたと言われています。時代が移ろいゆくにつれて、少しずつその内容も変わっている冠婚葬祭。100年後の冠婚葬祭は、また違った風景が刻まれているかもしれません。
冠婚葬祭の文章・例文
例文1.最近は冠婚葬祭が多くて、赤字続きだよ。
例文2.部長は親族の冠婚葬祭があり、本日お休みするそうです。
例文3.冠婚葬祭にも着用できるスーツはありますか?
例文4.冠婚葬祭用の電報を送りたいのですが…。
例文5.冠婚葬祭のマナーも知らないなんて、社会人失格だよ。
生きていると避けて通れないのが、結婚式や葬儀など冠婚葬祭にまつわるシーンです。地域によっても慣習が少しずつ異なることもあるため、不明瞭な点があったら近しい人に尋ねておくことも大切です。
冠婚葬祭の会話例
-
お、こうして顔を合わせるのも3年ぶりだな。
-
はい。仕事でイギリスに行っていました。
-
典型的な仕事人間だから会えるのは、冠婚葬祭くらいだな。
-
仕事が落ち着いたら、ぜひご挨拶に伺わせてください。
親戚の法事で顔を合わせた、叔父さんと甥っ子。連絡の取れない甥っ子に対して叔父さんが忠告しています。核家族化が進んで、家族や親戚のつながりが薄くなった昨今。積極的に絆を深めたいものです。
冠婚葬祭の類義語
冠婚葬祭の類義語として、「慶弔」「葬祭」「祭祀・」「慶弔行事」「伝統行事」「セレモニー」などがあります。
冠婚葬祭まとめ
節目節目にやって来る、冠婚葬祭。日本の古くから親しまれている式典で、生まれてから死ぬまでの祭り事を指しています。迂闊な行動に出て恥をかくことの無いように、基本的なマナーや流儀を抑えておくと安心です。