処遇(treatment)

会社に勤めていると、「処遇」という言葉を聞く機会があります。それ以外でも、学校・政治・福祉など、あらゆる分野に処遇という言葉は登場します。読んで字の如しですが、今回は「処遇」という言葉の意味や使い方について見ていきます。

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処遇の意味とは

処遇とは「対処して待遇すること」という意味があります。会社で上層部がある人の待遇(立場)を変えるときにこの言葉が使えます。対処の「処」という言葉が使われているだけあって、何かしらの状況の変化を受け、その事態に対応するために行われることだと解釈できます。
特別優秀な成績を上げた社員にボーナスを与えたり、逆に問題を起こしてばかりの社員を格下げや解雇したり、というように、処遇という言葉はポジティブにもネガティブにも使われます。
福祉業界での「処遇」は少し別の意味を持っています。
福祉業界での「処遇」は、福祉サービスを利用する人へサービスを実施したり、充実させることを言います。単純に待遇の意味で使われることもあります。例として、「介護職員処遇改善加算」というものがあります。これは介護職員への処遇を改善していく、つまり給与面の底上げによる待遇改善を目的としたものです。
処遇は「処置」「処分」とはまた違った言葉なので、要注意です。

処遇の由来

処遇という言葉がいつごろから使われるようになったか、詳しいことはわかりません。

処遇の文章・例文

例文1.今回の件を受けて、幾人かの社員への処遇が冷たくなった
例文2.今回の校長は、学歴関係なく能力一点において処遇された
例文3.他の者の証言を聞いてから、君への処遇を決めよう
例文4.最近、うちの部署はなぜか上層部からの処遇が良い
例文5.あの議員は国民からは人気だが、党内部からは散々な処遇を受けているそうだ
上記のように、多様な言い回しがなされます。

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処遇の会話例

  • 質問者アイコン

    今回、ようやく謹慎が解かれて戻ってこれました。これも、部長の尽力のおかげです。本当にありがとうございました。

  • 回答者アイコン

    あなたに一方的に非があるわけではないし、むしろ言うべきことを言ったと思っていました。なので、当然のことをしたまでですよ。あなたのような人材は貴重ですから。

  • 質問者アイコン

    しかし、今回の件を受けて、今度は部長への処遇が危ういとお聞きしたのですが・・・。

  • 回答者アイコン

    気にしないで大丈夫です。上層部は少し機嫌が悪いだけですよ。噂だけ流して、少し経てばまた元通りになるはずです。今までもそういうやり方をしてきたんですから。

上記の会話では、部下をかばった上司への処遇について話をしています。

処遇の類義語

処遇の類義語は「待遇」「扱い」が挙げられます。いずれも、その人への接し方を表します。
ちなみに、似た言葉で「処置」「処分」がありますが、これらはどちらも「かたをつける」という意味があり、事態を治める際に使います。

処遇まとめ

処遇という言葉について見てきました。どちらかというと公的な場面でよく目にする言葉かもしれませんね。

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