「刻露清秀」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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刻露清秀(こくろせいしゅう)

「刻露清秀」は秋を表現する四字熟語の一つです。一般的には馴染みが薄いですが、他の季節よりも秋の四字熟語は少ないので、この機会に覚えてみるのも良いと思います。非常に秋らしい意味となっているので、何かと使い勝手が良い面もあります。それでは、「刻露清秀」の解説となります。

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刻露清秀の意味とは

「刻露清秀」の意味は以下の通りとなります。
 (1)秋の季節感ならではのさっぱり清々しい様子。
 (2)秋の景色は清々しい。
秋ならではの清々しい季節感、暑くもなく寒くもなく過ごしやすく丁度良い時期を表現した四字熟語が「刻露清秀」です。”刻露”は木の葉が落ちて山の姿が厳しく現れる、”清秀”は空気が澄んでいて眺めが良いという意味になります。他に秋を表現する四字熟語には、「秋風索莫」「新涼灯火」「風霜高潔」などがあります。

刻露清秀の由来

中国北栄の文学者・欧陽脩による「豊楽亭記」に「刻露清秀」が記載され、それが日本に入ったとされています。この「豊楽亭記」には、古代中国の様々な書が掲載されていて、その中に「刻露清秀」もあります。欧陽脩が書かれた歴史的な文献はいくつもあり、そこで秋の季節を表現したのが「刻露清秀」になります。

刻露清秀の文章・例文

例文1.刻露清秀を感じる為に、高速道路をあてもなく走ってサービスエリアで秋の味覚を堪能した。
例文2.秋になり田舎を歩くと、虫の声や風、自然の匂いなど全てが気持ち良く刻露清秀なんだと実感できる。
例文3.長期休暇になると軽井沢を訪れるが、何と言っても秋は刻露清秀だから、いちばん落ち着ける季節である。
例文4.気が合う仲間とバーベキューをしながら、刻露清秀を感じつつお酒と料理に舌づつみで幸せを実感した。
例文5.秋になり紅葉を眺めると、中国偉人が刻露清秀と綴った気持ちが理解できる。

四字熟語を日常的な例文とするのは実際はハードル高いですが、「刻露清秀」の場合はこの様な感じとなります。

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刻露清秀の会話例

  • 秋になると食事も美味しいし、旅行で自然を堪能するのも良いし、それに読書にも最適だよね。

  • あとはスポーツの秋とも言うよね。何でも出来ちゃうね。

  • マンションの部屋から、夜空を眺めつつジャズをかけてお酒を嗜むと、こんなに贅沢で幸せを感じて良いのかと心配するほどだよ。

  • そうだよね。そんなのが刻露清秀っていう気持ちなんだろうね。私も今度、夜空を見ながらジャズをかけて、より大人の秋の楽しみ方を実践するね。

秋ならではの幸せを実感する男女が、それを「刻露清秀」と表現する会話内容です。

刻露清秀の類義語

「刻露清秀」の類義語には、「風霜高潔」「天高く馬肥ゆる秋」などの言葉が挙げられます。

刻露清秀まとめ

「刻露清秀」は秋を表現する有名な四字熟語で、秋の季節感ならではのさっぱり清々しい様子を意味しています。中国北栄の文学者・欧陽脩によって世に広まり、その独特の表現が難しい反面で、一度覚えたら忘れられない言葉でもあります。

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