「前門の虎後門の狼」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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前門の虎後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)

前門の虎後門の狼とは、一つの災いを乗り越えても、その先に新たな災いがあるという事です。ようやく難題を片づけたと思ったら、次の新たな仕事が出てきて思わず頭を抱えてしまった経験はありませんか?前門の虎後門の狼というフレーズも、そんな時にピタリと合う表現です。前門の虎後門の狼には、どのような意味があるのでしょうか?人生の荒波を乗り切るためのヒントを、一緒に見つけにいきましょう。

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前門の虎後門の狼の意味とは

前門の虎後門の狼には、ひとつの災いを乗り越えたとしても、間髪おかずに次の災いがやってくる、という意味があります。トラブルや大きな嵐が通り過ぎたあとに、新たな難問が押し寄せてくる。まさに八方ふさがりな状態を表しています。

前門の虎後門の狼の由来

前門の虎後門の狼という故事成語は、中国の評史という書物から生まれた言葉です。それによると主人公が警備していたところ、前方の門から大きな虎が、後方の門から狼が次々にやって来たそうです。この逸話をもとに生み出されたのが、前門の虎後門の狼ということわざです。自分ではどうすることもできないほど、窮地に追い込まれた状態をさしています。

前門の虎後門の狼の文章・例文

例文1.給料が下がったのに増税なんて、前門の虎後門の狼だな
例文2.風邪の治りかけにインフルエンザに感染。前門の虎後門の狼も、よいところだよ…
例文3.父から大目玉をくらい、その上母まで。前門の虎後門の狼のようで苦しいな
例文4.英語が苦手な私にとって突然の海外赴任はまさに前門の虎後門の狼ですが、全力を尽くして頑張りたいと思います
例文5.前門の虎後門の狼にならないよう、選挙戦は全力でがんばろう
大きなトラブルが続けて押し寄せてくる、前門の虎後門の狼。できれば避けたい心苦しい状態ですが、最後の望みをもって立ち向かいたいものです。

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前門の虎後門の狼の会話例

  • どうしよう、今度ジェットコースターの企画を任されたけど、ジェットコースターが苦手なんだ。どうやって乗った感想とか乗せようかな…

  • これって、今回の目玉企画のリニューアルしたジェットコースターよね。周りの人はほかの企画に大忙しだし、ほかの企画とかに変えてみたりとかできないの?

  • それも言おうと思ったんだけど、「この前の記事が好評だったから課長からぜひきみに任せたい」と言われちゃって…

  • まさに、前門の虎後門の狼って感じね。でも今回の企画だけだし、ほかの切り口で攻めてみるのもいいと思うわ。

前門の虎後門の狼の例文としては、、どっちに転がっても厳しい状況を指しています。みなさんの経験の中にもそういった事態になったことがあるのではないでしょうか。

前門の虎後門の狼の類義語

ピンチな状況に追い込まれた、前門の虎後門の狼。類義語には「一難去ってまた一難」や「袋の鼠」「泣きっ面に蜂」「虎口を逃れて竜穴に入る」「弱り目に祟り目」などの言葉があります。来なくてもよい災いが相次いで襲う、いたたまれない状況を指しています。

前門の虎後門の狼まとめ

ひとつのピンチやトラブルが通り過ぎると「ああ良かった」とほっと胸をなで下ろしたくなるもの。前門の虎後門の狼はそんな不意打ちを狙う、とても後味の悪い言葉です。避けようのない天災や事件が訪れたとき、上手にやり過ごすこともひとつのテクニック。
嫌なことの上手なかわし方を心得ておくと、どんなトラブルが押し寄せても冷静に対処できるようになります。思いもよらないトラブルが舞い起こるのも、それもまた人生。ときには笑ってやり過ごす、大人の心の余裕も必要なのかもしれません。

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