「千日手」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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千日手(せんにちて)

「千日手」とは「将棋などで手順を繰り返してやり直しや反則となる行為」です。藤井七冠の人気もあり将棋界隈が盛り上がっていますが、ある程度詳しくなると実は将棋にも独特のルールがいくつも存在するって気付きますよね。初心者の頃はあまり意識しませんが、プロ棋士の対局戦などをテレビ中継で観ていると解説者が専門用語を多用するので知らずに覚えてしまったりします。

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千日手の意味とは

「千日手」の意味は以下の通りとなります。
 (1)将棋やチェスで同じ手順を繰り返して先に進まない状態。
 (2)ボードゲーム全般で参加者が同じ手順を繰り返すのみで進展しない事だが、特に将棋において使われることが多く盤上の駒配置や持ち駒などの条件が全て同一な局面が4回現れ、どちらかが申し出れば成立し無勝負となり、再度指し直しになる。また連続王手の「千日手」では反則負けになる。
 (3)「先日手」とも書き同義。
「千日手」は将棋やチェスなどのボードゲームで用いられるルールで、日本においては将棋で語られるのが一般的です。この「千日手」は簡単に言えば双方が同じ手順を繰り返すことで、例えば金を右に移動させ相手は王将を上にして、次に金を左に戻し相手もは王将を下に戻すといった感じです。ですから、王手の場合でも無意味な連続が続くと「千日手」が成立します。厳密には駒配置や持ち駒などの条件が全て同一な局面が4回出現し、そこで自分なり相手が「千日手」と指摘して始めて成立するルールなのです。お互いが認めると勝負無効となり、今度は先手と後手を入れ替えて再勝負になります。よって「千日手」は手順を繰り返すのは無意味として再勝負になるルールですが、将棋の場合は追加として王手を繰り返す「千日手」は王手をする方が反則になります。

千日手の由来

「千日手」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては近代日本の新語辞典「モダン新用語辞典」などに文言が記されています。

千日手の文章・例文

例文1.将棋素人だが、藤井七冠がかつて千日手をした時は珍しくて興奮した。
例文2.王手をしている側が千日手で反則負けになって草生えた。
例文3.ある名人は千日手を敢えてして、先手後手を交換する奇策に出た。
例文4.このまま藤井七冠が史上初の八冠を達成すれば、千日手も伝説として語り継がれる事だろう。
例文5.阿部八段は千日手を2局連続で繰り返した逸話が残されている。
「千日手」を使った例文となります。

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千日手の会話例

  • 将棋って基本ルールは簡単だけど、初心者には難しい謎ルールもあるよね。

  • えっ、二歩ぐらいじゃないの?

  • 二歩は反則だけど、千日手とか聞いた事がない?

  • 千日手って千手観音みたいね。初めて聞いたけど、それも反則なの?

将棋素人同士の会話内容です。

千日手の類義語

「千日手」の類義語には将棋で禁止されている行為や反則「二歩」「打ち歩詰め」「待った禁止」などの言葉が挙げられます。

千日手の対義語

「千日手」の対義語は厳密にはありませんが、将棋用語ではお互いに駒を動かせる状態を「打つ」や「出る」、勝負が決着し終了するのを「投了」と言います。

千日手まとめ

将棋などのボードゲームで同じ手を繰り返す状態に陥る事が「千日手」です。そのゲームによって何回現れるとやり直しや反則になるかは違いがあり、代表である将棋の場合は1勝負で4回になると「千日手」が成立します。基本的にはやり直しですが、王手の「千日手」の場合は攻めている王手を仕掛ける側が反則負けになります。

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