「単細胞」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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単細胞(たんさいぼう)

「単細胞」とは「単一細胞からなる生物の事で、そこから物事を単純に考える人を貶すような言葉」です。物事を常に複雑に考えるのも大変ですし疲れてしまいますが、かと言ってあまりにも楽観的で単純に考えるのもどうかと思いますよね。結局のところは適度なバランスや周囲とのバランスを保つのが大事なのでしょう。

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単細胞の意味とは

「単細胞」の意味は以下の通りとなります。
 (1)正式名称「単細胞生物」の略語で、単一の細胞で体が成り立つ生物の事。
 (2)細胞が1つな事から、考え方が一面的で単純な人や物事を深く考えない人を指す言葉。
「単細胞」は「単細胞生物」を略した言葉で、たった1つの細胞から出来ている生物の事です。代表的なのはアメーバ—やゾウリムシなどの原生動物で、反対に対義語となる多くの細胞からなる生物は「多細胞生物」と呼ばれ、人間は当然ながらそれ以外の動物や植物などほぼ全てが含まれます。ですから、アメーバ—などの微生物全般が「単細胞」で、それ以外のほぼ全ての生物が「多細胞」と分類されます。これを踏まえて、一般的には化学などに興味があったり微生物などの話題を扱っている場合を除き、単純な考えの人を揶揄したりする際に「単細胞」と呼ばれたりします。要するに相手を馬鹿にする言葉で、嫌味であったり単に悪口として使われるのが多くなります。具体的には「単細胞な人」「単細胞で疲れる」「単細胞野郎」といった形で、頭が悪いや低レベルに呆れるといった意味合いに近くなります。

単細胞の由来

「単細胞」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては明治時代に出版された「生物学語彙」(1884年)などに文言が記されています。

単細胞の文章・例文

例文1.新しく配属された先輩があまりにも仕事の要領が悪く、陰で単細胞と呼ばれている。
例文2.単細胞生物は実はガンにならないという最大の特徴がある。
例文3.カルトと結びつけばバカでも選挙に勝てるのだから、この国ほど間抜けで単細胞な集まりの国家もないだろう。
例文4.単細胞な者が集まり結ばれ、時には離婚で別れを経験するが、再び余り者同士が結び付く行為を延々と繰り返すのをそろそろ止めるべきではないのか。
例文5.スマホの中には無数の部品が複雑に絡み合っているが、それを操作する側は実に単細胞でSNSに画像をアップしたり悪口を書き込むだけなのだから、そこまで高性能モデルは不必要である。
「単細胞」を使った例文となります。

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単細胞の会話例

  • 毎日仕事をして、帰ってきたらプロ野球かニュースを観ながら発泡酒を飲む。俺の人生は実に退屈な日々だ。

  • あなたは単細胞ね。それが幸せな日々なんじゃない。何でも平凡が一番よ。

  • でも時々疑問に思うんだよ。これが幸せなのか…。俺は知らない間にマインドコントロールで操られ、自分を見失っているんじゃないかって。

  • それなら、甲斐性無しのあなたと結婚した私も誰かに操られている事になるわね。もう世間体を気にした偽装結婚にも疲れたし、離婚する?

離婚に発展しそうになる夫婦の会話となります。

単細胞の類義語

「単細胞」の類義語には、「正直者」「単純」「猪突猛進」「短絡的」「バカ正直」などの言葉が挙げられます。

単細胞の対義語

「単細胞」の対義語には、「多細胞生物」「多細胞」「複雑」「不正直」などの言葉が挙げられます。

単細胞まとめ

「単細胞」はアメーバ—などの単一細胞で出来ている微生物などの事ですが、そのシンプルな構造から物事の考え方が単純な人を貶す際に使われる言葉です。従って、言われた本人は嬉しい言葉ではなく、馬鹿にされていると受け止めるのが普通ではないでしょうか。

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