危ない橋を渡る(あぶないはしをわたる)
皆さんは、ある目的を達成する為に、その手段が危険と承知の上であえて使った時はないでしょうか。危険だと分かっている手段を使う場面で「危ない橋を渡る」のことわざを使用するのですが、今回は「危ない橋を渡る」の意味や由来を解説します。
危ない橋を渡るの意味とは
危ない橋を渡るの意味とは、ある目的を達成するために、危険な手段を危険であることを承知で使うこと。その手段とは、場合によっては法律に違反する行為を指すこともあります。ただむやみやたらにリスクを取る訳ではなく、成功に導く為に危険であることも理解しつつ、進んでいくというように考えるとわかりやすいかもしれません。
危ない橋を渡るの由来
「危ない橋を渡る」とは、今すぐにでも落ちてしまいそうな吊り橋を渡ることに由来している。近年ではほとんど見かけることはありません。元々は橋と言えば吊り橋が一般的でした。また、その吊り橋は木で作られたものが大半でした。完成してから長い時が経過した吊り橋は、腐り果てて今すぐにでも落ちそうな状態になることも多くあります。そのような今すぐにでも落ちてしまいそうな状態の橋を渡ることからできた。
危ない橋を渡るの文章・例文
例文1.ヤマを張って挑戦する試験は、危ない橋を渡ることだ。
例文2.彼は結果の為なら、危ない橋でも渡ることがある。
例文3.試合に逆転するためにも、ここは危ない橋を渡ろう。
例文4.危ない橋を渡ってでも、成功しなければいけない。
例文5.現在までにたくさんの危ない橋を渡ってきた。
実際にはどんな手段を用いたかは不明なのですが、危険な手段を用いた事もあって必ず成功させたいのでしょう。
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危ない橋を渡るの会話例
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今回の仕事は成功しそうなのかい?
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今、成功するかどうか瀬戸際だから危ない橋でも渡ってみるよ。
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おいおい!法律には触れるんじゃないぞ。
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その一線は超えないようにするよ。
成功するかどうかギリギリな場面では人は何をするかわかりません、そういった可能性も含めて、しっかりと予測や準備も重要です。
危ない橋を渡るの類義語
「危ない橋を渡る」の類義語には「虎穴に入らずんば虎子を得ず」、「危ない枝に上がらねば熟柿は食えぬ」などが挙げられます。
危ない橋を渡るのまとめ
由来や使い方は理解できましたか。何か目的を達成する為には、「危ない橋を渡る」ことも必要です。だが、「危ない橋を渡る」ことは時には、法律を違反する行為になることもあります。法律を違反することは決して許されることではありません。何事でも目的を達成することにとらわれないように注意が必要です。