即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)
皆さん間もなく訪れる今年最大のビックイベントは何でしょうか。もちろん、人によってはもっと大事なことがあると思う人もいるかとは思いますが、一般的には最大のビックニュースとして元号の変更があります。31年という歳月を過ごした「平成」の時代に別れを告げていよいよ2019年5月1日より新元号「令和」の下、日本が歩みを進めていく事になります。そして、この記念すべき瞬間に応じて最も影響を受ける人物がいます。それが天皇陛下です。今回はそんな時代の変わり目に際して行われる天皇にまつわる行為の中で、「即位後朝見の儀」について紹介をしていきます。
即位後朝見の儀の意味とは
一言で言うのであれば、新しく天皇としてご即位をされた後に公式に日本を代表する人物たちとお会いする儀式になります。会社でも学校でも新しいメンバーが入った際にはあいさつ回りをするように、天皇においても重要人物たちにお会いして挨拶をするという事なのですね。
即位後朝見の儀の由来
日本国の象徴として存在をする天皇ですから知らない人はいませんが、やはり勤めを果たす上では主要人物との連携は欠かせません。そこで、三権の長を中心とした人物たちとお会いしていく事になります。ちなみにここでいう三権の長とは「最高裁判所長官」「内閣総理大臣」「衆参両議院の議長2名」という司法機関、行政機関、立法機関の3つのポストにおける最高位の人物たちを指します。
即位後朝見の儀の文章・例文
例文1.皇太子ご夫妻が即位後朝見の儀のリハーサルを行った
例文2.最高位の人物たちとの顔合わせという事もあり、いくら天皇と言えども即位後朝見の儀は緊張するに違いない
例文3.即位後朝見の儀と同じように会社や学校において新しい人が入ると決まって挨拶から始まる
例文4.即位後朝見の儀において新天皇がどんな挨拶をするのかが気になる
例文5.時代の節目に即位後朝見の儀が存在した
皇太子が天皇として即位をする中で最初の大仕事と言ってもいい行為になります。
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即位後朝見の儀の会話例
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皇太子夫妻が即位後朝見の儀のリハーサルをしたニュース見ましたか?
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見た見た。本番ではどんな挨拶をされるのか凄く気になるよね。
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いくら天皇とは言えども日本のそれぞれの分野における最高位の人と話をするとなると大変なパワーですよね。
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間違いないね。
今回のような時代の変わり目の時にのみ出てくる言葉にはなりますので普段の会話の中で出てくる事は先ずないかと思います。文字だけで意味を特定するのが若干難しいので、ニュースなどでそれについて解説をしているところで知る事にパターンが多いでしょう。
即位後朝見の儀の類義語
実は「即位の礼」という即位時に行われる皇位は「剣璽等承継の儀」「即位後朝見の儀」「即位礼正殿の儀」の3つが一連の流れとして行われるものになります。そのため、同じジャンルの言葉という意味では「剣璽等承継の儀」「即位礼正殿の儀」は類義語と言っても良いでしょう。
即位後朝見の儀まとめ
いかがでしたでしょうか。時代の変わり目という非常に貴重な機会に立ち会うことが出来ている事で普通であれば聞く事も先ずないであろう言葉に触れることも出来ます。また、こういった機会に日本の象徴である天皇について知る事も大切な事だと思います。是非、このタイミングで興味を持った方はその興味を絶やさず、勉強をしてみてください。知識が深まっていく事で会話の幅が広がるだけではなく、単純に天皇や日本という国に対する誇りも生まれてくるかと思います。特に外国人に聞かれた時にすぐにこたえられるような体制にしておくことが望ましいですので、自分には関係ないとは思わず探索してみてください。
「即位後朝見の儀について」
宮内庁ホームページに詳しく記載されているので、見てみてください。