「反出生主義」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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反出生主義(antinatalism)

「反出生主義」とは「出産や子供を持つことは良くないことであるという考え」を意味します。経済的に子供を作れなかったり、子供が嫌いであることとは違い、この世に生まれることによってさまざまな苦痛を受けることになるので子供を産まない方がいいと考える人たちです。今回はそんな「反出生主義」を解説していきます。

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反出生主義の意味とは

「反出生主義」の意味は以下の通りです。
(1)出産や子供を持つことは良くないことであるという考え
(2)子供を産むことは親のエゴであると考えること
(3)生まれてこなければよかったと考える人たち
生命が生きる理由の一つとして自分の遺伝子を後世に残すという役割があります。「反出生主義」の人たちはこの考えとは正反対の考えを持っています。この世界では苦しみが多く存在して、生まれることによってその苦しみを受けなければいけません。このような苦しみから解放されるにはこの世に生まれてこなければいいと考えます。特に子供は親を選ぶことができないため、生まれてきた家庭によっては大きな苦痛を受けることになりそこから逃げることも難しいです。このような「反出生主義」の人たちは自分は生まれてこない方がよかったと考える人やこの世に存在しなければこの世界の苦痛から解放されると考えます。
「反出生主義」の考えを持っている人の多くは家庭環境があまり良くなかったり、過去にたくさんのつらい出来事があり、自分のような人を増やさないようにしようという正義感を持っている場合があります。確かに人生はつらいことがたくさんありますが、それ以上に楽しいこともあると考える人も少なからずいるため一括りにしてしまうことは避けるべきです。

反出生主義の由来

「反出生主義」の由来は、英語の「antinatalism」からです。「anti」には反対の意味があり、「natalism」には出生主義といった意味合いがあります。

反出生主義の文章・例文

例文1.出生主義の人たちによるデモが各地で行われている。
例文2.貧困の格差が広がっている先進国を中心に反出生主義を持った人たちが増えている。
例文3.出生主義者は人類がこの世界の苦痛から逃れることができる唯一の方法は生まれてこないことだと主張している。
例文4.自殺者の多くは人生を悲観的に思い、苦痛から解放されたいと考える反出生主義と近い考えを持った人たちである。
例文5.出生主義は生まれてくる人全てが不幸になるといった前提があるが、そのようなことはない。
「反出生主義」を使った例文です。

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反出生主義の会話例

  • 毎日の食事や家賃のために働かないといけないなんて、生きるのって大変だよね。

  • 最近はものがどんどん値上がりしてさらに出費が増えたよね。

  • 生まれてこなければこんなに働かなくて済むし、こんなことを思わなくて済むのかな。

  • 反出生主義みたいな考えはあまり良くないよ。ほら、昨日も道端で100円拾ったじゃない。

人生に悲観的になっている人とその人を励ます人です。

反出生主義の類義語

「反出生主義」の類義語には、「出産否定」「誕生否定」などの言葉が挙げられます。

反出生主義の対義語

「反出生主義」の対義語には、「出生主義」「出産推奨」などの言葉が挙げられます。

反出生主義のまとめ

この世にはたくさんの苦痛がありこの世に存在しなければ苦痛から解放されると考えることが「反出生主義」です。つらいことがあれば楽しい事があると考えることもできますが、つらい期間が長く続いてしまうとどうしても自分の人生を悲観的に捉えてしまいます。そのようにならないためには、相談できる人が周りにいるような環境や最低限の暮らしが保障される制度が整った世界を作っていく必要があります。

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