商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
商い上手の仕入れ下手とは、“商い”つまりはお客さんにモノを売るのは上手いのに、“仕入れ”が下手であるため、結局儲からないという例えのことわざです。商売とは難しいもので、どんなに営業が上手でも、仕入れが下手だとバランスが合わずに赤字になってしまうということですね。それでは今回は、「商い上手の仕入れ下手」について解説していきます。
この記事の目次
商い上手の仕入れ下手の意味とは
「商い上手の仕入れ下手」の意味はその文字の通り、モノをお客さんに売ることは得意なのに、仕入れが下手であるために結局利益が出ず儲からないということです。商売の知識として、当然にコストというものがかかります。利益を出すための予算や売り上げ見込みに合った分の仕入れができなかったら、当然オーバーコストになるか、在庫切れで本来見込んでいた売り上げを獲得できず、どんなに売るのが上手でも儲からないということになります。
商い上手の仕入れ下手の由来
このことわざの本来の意味は、人には向き不向き、得意不得意があるということであるため、売るのは得意だが仕入れは不得意であるというのが、その意味の由来となっています。
商い上手の仕入れ下手の文章・例文
例文1.彼はまさに、商い上手の仕入れ下手と言うように営業成績は抜群なのに、事務作業が苦手である。
例文2.彼はバッティングは誰よりも秀でているのに、守備となるとエラー続きだ。まさに商い上手の仕入れ下手である。
例文3.商い上手の仕入れ下手というように、人には得意不得意がるのは当然だ。
例文4.商い上手の仕入れ下手なので、各得意分野ごとで分担して仕事を行った。
例文5.商い上手の仕入れ下手な人に、仕入れの得意な人が協力すれば、最高の経営ができるだろう。
「商い上手の仕入れ下手」についての例文です。人には得意不得意があるということですね。
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商い上手の仕入れ下手の会話例
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A君は、数学はいつも好成績なのに、英語となると下位になってしまうのが残念だね。
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そうね。まさに商い上手の仕入れ下手ってやつね。
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大学入試では、数学だけ点数良くても、英語でだめだと落ちちゃうからね。
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せっかく数学はすごいのに、勿体ないね。
「商い上手の仕入れ下手」の会話例です。商いだけでは経営は成り立たないのと同じで、数学だけができても大学合格は難しいということですね。
商い上手の仕入れ下手の類義語
商い上手の仕入れ下手の類義語は、「骨折り損のくたびれ儲け」や「労多くして功少なし」などです。
商い上手の仕入れ下手の対義語
商い上手の仕入れ下手の対義語は、「海老で鯛を釣る」や「棚からぼたもち」などです。
商い上手の仕入れ下手まとめ
「商い上手の仕入れ下手」とは、その言葉の通り、モノを売る商いが上手であるが、仕入れは下手、つまりは人には得意な分野もあれば不得意な分野もあるという意味でした。ただ、何か秀でているものがあるのだとしたら、得意でない部分を、人の協力などで補うことができたらとても強いですね。