「喪主」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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喪主(もしゅ)

「喪主」とは「遺族を代表して葬式を執り行う責任者」です。人は生命を受けた瞬間から死ぬ事は決定しているので、いつか必ず亡くなります。すると今度は葬式が執り行われるので、概念・究極的に言うなら誕生して葬式が行われるまでは人はそこに存在し続けるという事ではないでしょうか? もちろん最近は葬式をしないケースも増えていますが、一区切りを付ける意味でも葬式を営む場合が圧倒的に多く、そこで大事な役目を果たすのが「喪主」となります。

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喪主の意味とは

「喪主」の意味は以下の通りとなります。
 (1)死者を葬る儀式「葬式」を執り行う責任者・当主・代表者の事。
 (2)故人に代わり参列者を迎える遺族側の代表者。
 (3)「そうしゅ」とも読む。
”喪”は「人の死後は近親者が一定期間は社交的な行動を慎む事」「災い」「死者を弔う儀礼」、”主”は「頭となる人」「中心」「家で客をもてなす人」「働きかける」で、葬式において遺族側の代表者であり責任者となるのが「喪主」です。葬式で業者と打ち合わせから当日の参列者への挨拶など、舞台裏から式当日まで全てを執り行う遺族側の中心人物といったところでしょう。仮に夫が亡くなったら配偶者である妻が「喪主」をするのが一般的で、逆も同様で妻が亡くなったら夫が「喪主」を務めます。しかし、明確なルールや定義はないので高齢者夫婦のどちらかが亡くなったら故人の長男や次男に長女や次女が「喪主」となり、さらには友人知人や住職が「喪主」をするのも珍しくありません。また、「喪主」が仮に長男や次男で既婚者だとすると、その妻も「喪主」を支える役割があるので葬儀では挨拶回りをしたり雑用をこなす必要があります。しかし、近年はコロナ禍などもあり大々的な葬儀というよりも家族葬など小規模な葬儀が増え参列者も多くない事から、これまでよりは「喪主」の役割が小さくなっている傾向です。

喪主の由来

「喪主」の由来として、日本の葬式は基本的に仏教による「仏式」でこれは平安時代末期から鎌倉時代初期に興った「鎌倉仏教」によって誕生したものです。そして当時は皇族や将軍など一部の特権階級の人々が亡くなった時だけ葬式が執り行われ、それ以外の平民や農民は単に埋葬したり野焼きとして終わりでした。江戸時代になると全国各地に小さな寺院や墓地が造られ始め庶民でも葬式をするようになり、家族など故人と関係深かった人が自然と代表者の「喪主」を務め始め、現在にも繋がっていきます。

喪主の文章・例文

例文1.母親が亡くなり葬式を営む事になったが、引き籠りの30代の兄が喪主を絶対したくないと駄々を捏ねたので、仕方がないので大学生の俺が無事に務めた。
例文2.コロナ禍で亡くなった人も多く、突然喪主を務める事になった人も多かっただろう。
例文3.明日は葬儀屋との打ち合わせで、実際に初めてやると喪主とは大変な事が多いと実感した。
例文4.葬儀を取り仕切る責任者が喪主である。
例文5.挨拶だけでなく手続きが意外にも多いので、喪主とは苦労が多いが故人の為にはきちんと務めるしかない。
「喪主」を使った例文となります。

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喪主の会話例

  • ただいまー。

  • お葬式どうだったの?

  • うん、まあ会社の上司だった人だからね。それは思うところもあるよ。でも奥さんが喪主を気丈に振る舞っていて、挨拶の時は俺も目頭が熱くなった。

  • まだ50代よね。そんな若いのに亡くなるなんて…。

元上司の葬式から帰宅した夫とその妻の会話内容です。

喪主の類義語

「喪主」の類義語には「施主」「チーフ」「主催者」「当主」「主宰者」などの言葉が挙げられます。

喪主の対義語

「喪主」の対義語には「参列者」「列席者」「出席者」「会葬者」「弔問客」「弔客」などの言葉が挙げられます。

喪主まとめ

葬式を営む当主となる主に故人の家族や身内が務める役割が「喪主」です。葬式の代表者であり責任者という立場になるので責任重大で、葬儀会社や親戚等との連絡やり取りや準備に当日は参列者への挨拶などを行います。

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