「営業利益」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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営業利益(えいぎょうりえき)

企業の決算報告書にはいろいろな利益が登場します。その中でも営業利益は企業の指標として重要なものの一つです。なぜ重要なのか、ここでは営業利益について解説します。

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営業利益の意味とは

営業利益は、企業が本業つまり本来の営業活動によって出した利益のことで、以下の式で表されます。
[営業利益 = 売上総利益 - 販売費及び一般管理費]
売上総利益とは売上高から原価を差し引いた粗利のことです。80円で仕入れた商品を100円で売ったときの利益20円にあたります。
販売費は営業部門に必要な経費のことで、販売手数料や運送費、広告宣伝費、交際費、営業の給与などです。
一般管理費は営業部門以外の経費のことで、従業員給与や役員の報酬、会社の光熱費などです。
したがって、本来の営業活動で挙げた利益から企業でかかる諸経費を差し引いた残りが営業利益になります。

営業利益の由来

営業利益は、規模を大きくすればそれだけ増やすことができますが、ポイントはそこではありません。売上額に対する営業利益を表す、売上高営業利益率で企業の収益性がわかります。売上額に対して営業利益が大きいこと、言い換えれば経費をかけずに仕入れた商品を付加価値を付けて、高く売れる企業が収益性の良い会社なのです。

営業利益の文章・例文

例文1.今期の営業利益は少なかった
例文2.新製品の投入で営業利益が上がった
例文3.来期は営業利益を倍にしたい
例文4.売上に比べて営業利益が少ない
例文5.値下げ競争で営業利益が下がった
企業の指標ともなる営業利益は、多いにせよ少ないにせよ営業の現場では気になります。来期こそ営業利益を増やすと口にするのは簡単ですが、それほど甘くはありません。地道な新製品の開発や営業努力が必要です。

営業利益の類義語

売上総利益、粗利益、は売上高から仕入れ原価を引いたもの。営業外利益を加味した経常利益や税引き後の純利益などが企業の利益を表します。

営業利益まとめ

企業の利益には営業利益の他にも営業外利益や特別利益などがあり、営業利益に「営業外利益加えて営業外費用減じると経常利益になります。さらにこれに、資産売却などの特別利益や特別損失を加味したものが税引前当期利益となり、ここから税金を支払ったものが当期純利益です。当期純利益は特別利益増やしても増加しますが、資産売却はいつまでも続きません。安定した利益確保には営業利益の充実が一番なのです。

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