「四方八方」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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四方八方(しほうはっぽう)

「四方八方」は、あちらこちらや東西南北以上という意味合いを持つ言葉ですよね。”四方”と”八方”を合わせただけの安直な言葉でもありますが、それだけにインパクトもあり思わず何かと使いたくなりますよね。そんな「四方八方」についての解説となります。

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四方八方の意味とは

「四方八方」の意味は以下の通りとなります。
(1)あらゆる方向や方面。あちらこちら。あっちこっち。全ての方向。
(2)”四方”は東西南北で、”八方”は東西南北に北東・北西・南東・南西を加えたもの。
大凡の意味は上記の通りで、基本的には方向や方面となります。あらゆる策や手段を試した事を強調する時に「四方八方」を使う傾向があります。”四方”には方向以外に、周囲やあちらこちらや四角形という意味も含み、”八方”にはあらゆる方向、東西南北と北東・北西・南東・南西などの意味が込められています。また、”八方美人”は有名な言葉です。

四方八方の由来

「四方八方」の由来は、残念ながら詳しく判明していませんが、中国語で全ての方向を意味する「四面八方」とされています。これがどのように日本に伝わったかは不明ですが、「四面八方」が時代変化や日本に入ったと同時に「四方八方」に変わったと推測できます。因みに、昔の日本では噂話など色々な世間話を”よもやま話”と呼びました。この”よもやま”は、漢字では「四方山」で「四方が山」という意味になります。「四方八方」や「四面八面」の発音変化によって、次第に”よもやま”になったと伝えられています。

四方八方の文章・例文

例文1.独立して何年も経過するが、かつては大ピンチに陥り四方八方に頭を下げて助けをお願いし、乗り越えた過去がある。
例文2.愛犬との散歩は、毎回当てもなく四方八方を適当に歩き、疲れたら終わりにする。
例文3.彼女との初デートはどこに行くか、四方八方へのプランを練ったが当日になって二人とも風邪を引いてしまった。
例文4.娘が海で迷子になり、四方八方を探したが見つからず、焦っていたら、迷子センターで休憩をしていた。
例文5.忘年会の場所を決めずに先延ばしにしていたら思わず忘れてしまった、前日になって焦り、四方八方から力を借りて何とかお店を決められた。

「四方八方」を使った失敗などをした場合の例文となります。

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四方八方の会話例

  • しまったー!

  • どうしたの急に変な声を出して?

  • 四方八方に頼んで、やっとイベントのチケットを入手したのに、肝心の休みを入れるのを忘れていたー。今から頼んだら、上司から怒られそうだ―。

  • まあ仕方がないね。じゃあ、私が代わりに行ってあげるから、チケットを頂戴!

「四方八方」に頼んでイベントチケットを入手したが、有休の届け出をしていなかったというオチの会話です。

四方八方の類義語

「四方八方」の類義語には、「東西南北」「四面八面」などの言葉が挙げられます。

四方八方まとめ

「四方八方」はあらゆる方向や方面、あちらこちらなどを意味する言葉です。東西南北を意味する”四方”に、さらに北東・北西・南東・南西を意味する”八方”を付け足して「四方八方」となり、どの方向も満遍なく網羅した事になります。

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