「囮」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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囮(おとり)

人によってはこの一文字で何と読むのか判断できなかった言葉かもしれませんね。「おとり」という言葉を漢字で表現したものです。誰かが誰かを囮にして何かをするなど、現代では創作の世界くらいでしか見かけないものかもしれません。今回はそんな「囮」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。

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囮の意味

囮とは、四角の中に化けるという文字を入れることで「誘い込むために用いる手段」「獣や鳥などを誘い寄せて捕まえるため、別の獣や鳥などを繋いでおく」こと、そのさまを表した言葉になります。
デコイ(decoy)と呼ばれる狩猟で囮として用いる鳥の模型なども存在しています。
囮という言葉は他に「媒鳥」という表現もできます。

囮の由来

一説では囮の由来は鳥の捕獲方法にあるとされています。空を飛ぶ鳥を捕獲するにはカゴの中にその鳥と同じ鳥を入れ、そこから「トリモチ」という鳥を捕獲するための粘着物質を巻き付けた枝木を出しておき、その枝木にくっ付き止まった鳥を捕獲するそうです。これが元となって囮という言葉は生まれ、今のような意味を持った言葉として扱われるようになったとされています。

囮の文章・例文

例文1.彼が囮になる。
例文2.囮になった彼は無事だろうか。
例文3.この窮地を脱するため、自ら囮になることを志願した。
例文4.慎重に囮捜査を開始する。
例文5.彼を囮にするのはやめた方がいい。

囮という言葉は日常会話で用いるようなものではありませんよね。

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囮の会話例

  • 佐藤さん、僕が囮になるので敵陣を横から叩いてください。

  • かしこまりました。鈴木さんはその後どう動きます?

  • 囮のままこのルートを通り切れたらそのまま後ろを叩きます。

  • かしこまりました!

囮という言葉はSNSなどを覗いてみるとやはりゲームなどに使われている傾向が高い言葉です。

囮の類義語

囮の類義語としては、「サクラ(さくら)」、「捨て石(すていし)」などが挙げられます。

囮まとめ

現代においてこの言葉が使われるのはやはりゲームやスポーツの場であることがほとんどでしょう。「この場を攻略するため佐藤さんには囮になってもらって、その隙に私たちが別のルートから攻める」といったような形で。
逆に囮にする、囮にされるといった言葉を日常会話や仕事の場で聞く機会があればビビること間違いないですが、この日本で、特に問題を抱えていない組織に属している大半の方にとってはそうそうない機会であると言えますよね。

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