国慶節(こっけいせつ)
「国慶節」は毎年ニュースで取り上げられるので、日本人でも大半は存在を覚えている事でしょう。これは中国におけるゴールデンウィークのようなもので「長期休暇」となります。他国の連休は日本には無関係と思う方もいるでしょうが、実は日本にも関係は大ありなのです。なぜ、そうなるのか詳しく解説をさせて頂きます。
国慶節の意味とは
「国慶節」の意味は以下の通りとなります。
(1)中国や台湾における毎年10月1日を「国慶節」(建国記念日)による国民の祝日として、例年は7日~8日程度の長期休暇とする。
(2)毎年10月1日が「国慶節」で中国や台湾の建国記念日にあたり、それを祝福して1日から一週間程度を大型連休とするのが慣習です。香港やマカオは1日から2日程度の祝日となり、中国とは温度差がある。
(3)別名「国慶日」も同義。
中国版のゴールデンウィークやお盆休みに当たるのが「国慶節」(10月1日)です。建国を記念するお祝いとして、毎年10月1日から一週間程度の大型休暇・連休となり、国民の多くは地元に帰省したり、海外などに旅行に行くなど、お祭り騒ぎのような浮かれた期間となります。他国の長期休暇がなぜ日本に関係があるのかと言うと、近年は「爆買い」という言葉が話題になったように、日本に旅行にやってくる中国人が最も多くなる時期だからです。中国人にとっても日本は観光地や買物先としても大変人気で、日本側としても観光客誘致に勤しむ思惑と一致するからです。中国人のインバウンドを期待して、ドラッグストアなどはスマホ決済は当然ながら中国語での案内や対応ができるようになっている程です。これは観光スポットも同様で、中国人旅行客をいかにして取り込むかが、重要なテーマとなるほどです。
国慶節の由来
中国は1949年に「国慶節」を10月1日と決定し、同日に天安門広場で建国式典が行われ毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言した。
国慶節の文章・例文
例文1.国慶節になると、中国人の友人が遊びにやってくるから心底待ち遠しい。
例文2.国慶節の様子は、大混雑した空港や高速道路の渋滞をみれば、その人口多さや規模の凄さを日本からでも実感できる。
例文3.最近は中国人観光客もマナー良くなっているので、国慶節でどんどん訪日して欲しいと考えている。
例文4.逆に国慶節の時期に、中国に旅行をするのは控えた方が良いのか。それともホテルなどが割安になるのか調べたくなった。
例文5.日本も長期連休が多い国だと思うけど、中国も国慶節など長期連休がきっと多いんだろうね。
「国慶節」を使った中国や観光客などに対する例文となります。
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国慶節の会話例
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10月になると、日本の観光業の人はソワソワするのかな?
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何で? あ、国慶節だから! 大勢の中国人がやって来るからね。
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2019年は20万人も訪日したそうですよ。
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本当! 街中に中華料理屋が多いのも国慶節や中国人パワーが関係しているね。
「国慶節」で20万人が訪日したという会話です。
国慶節の類義語
「国慶節」の類義語には、「春節」「労働節」などの言葉が挙げられます。
国慶節まとめ
「国慶節」とは中国や台湾における長期休暇で、正式には建国記念日である10月1日を「国慶節」としてそこから毎年一週間程度となります。多くの人々がこの期間に帰省したり、日本などに旅行に訪れます。近年では日本の観光業界や自治体も、中国人インバウンド狙いで「国慶節」を重要イベントとして捉え、如何にして観光スポットに呼び込んだり「爆買い」で消費してもらえるか策を練っています。