土砂降り(どしゃぶり)
「土砂降りの雨」と聞いて、どのようなものを思い浮かべますか?梅雨の時期や台風、地形や海に囲まれている関係で雨が降ることが多い日本では、「小雨」や「霧雨」など雨の強さによって呼び方が異なる文化があります。そういった雨の強さを表している「土砂降り」はどの程度の強さの雨なのでしょう。詳しく解説していきます。
土砂降りの意味
ざあざあと激しく降る雨の事。大粒の雨が激しく降る事、またその雨の事。
土砂降りの由来
雨が激しく「ドシャドシャ(ドサッと)降る」事からどしゃ降りと呼ばれるようになり、「土砂」は当て字なんだそうです。
土砂が崩れるほどの強い雨、もしくは土砂崩れのように激しく降ってくる、と勘違いがされやすい言葉となっております。
土砂降に近い振り方でいえばゲリラ豪雨が思いつきやすいと思います。「ゲリラ豪雨」は近年呼ばれるようになった言葉で、元々は鬼の仕業かと思える並外れた雨「鬼雨(きう)と呼ばれるものでした。
土砂降りの文章・例文
例文1.朝からこんな土砂降りで嫌な気分だ
例文2.昨日の土砂降りで傘が壊れてしまった
例文3.朝は小雨だったのに、帰る頃には土砂降りなんてついてないなぁ
例文4.土砂降りが続いていて洗濯物がなかなか干せない
例文5.遠足の予定だったのに土砂降りの雨のせいで中止になった
雨が好きな方もいますが、多くの人はできれば強い雨は降って欲しくないと思っているのではないでしょうか。特に野菜や花を育てている方なんかは、強い雨が続くと悪い影響が出てしまい、困ってしまいますね。
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土砂降りの会話例
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最悪だ。雨降るなんて思ってなかったから傘持ってきてないや。
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天気予報で降るって言ってたよ?見てなかったの?
小雨ならまだしも、こんな土砂降りで傘もささずに濡れて帰ったら風邪ひくよ? -
うーん。走れば大丈夫かな、多分。
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やめたほうがいいよ…。駅まででよければ入っていく?
土砂降だったら走ったとしても一瞬でびしょ濡れになりそうですね。
土砂降りの類義語
風まじりの激しい雨を「飛雨(ひう)」、細い武谷篠で突くような雨のことを「篠突く雨」と呼ばれています。
土砂降りまとめ
日本はポツポツ、ザーザー、サーっと降るなど言葉でどの程度の雨なのか表現して会話している相手に伝えることが多いように思います。程度だけでなく、青葉に降り注ぐ雨「翠雨(すいう)」や「秋に降る冷たい雨「秋雨(しゅうう、あきさめ)」など状況や季節によって変わりますが雨そのものに名前がつけられています。信じられないことに400語もあるそうなのでこれを機にどんな名前の雨があるのか調べてみてはいかがでしょうか。