基礎控除(きそこうじょ)
国民の義務としては納税がありますが、これは会社などに任せることもあり詳細な項目などは実は知らないことも多いみたいですね。今回は税金でも基本的な基礎控除について紹介していきたいと思います。知っておくと意外な節税にも繋がるので、これを知っておくと色々と役に立ちます。
基礎控除の意味とは
さて基礎控除の意味ですが、税金には各種の控除枠というものがあり、これを除外したものから課税金額が決まります。条件などが多数に渡るために自分で計算をするのが難しかったりするのですが、実は全員に該当する控除というものがありこれが基礎控除になります。基礎控除ですが、納税義務者の最低生活費からは徴税できないという理論から成り立っており、その最低限の生活費の計算が38万円となっています。このために日本国民ならばすべての人がこの38万円の控除を一律で受けることが可能であり、収入が年間で38万円以下ならば無条件で非課税対象となります。また基礎控除に関しては道府県民税や市町村民税、相続税、贈与税などもあります。
基礎控除の由来
元々所得税が創設された際には、基礎控除という制度ではなく免税点制度という制度が存在しました。しかしこの免税点の条件次第で納税の大きな負担の格差が生まれてしまうことにより、今日では基礎控除として一律の金額となりました。また基礎控除の金額である38万円の明確な根拠などは明らかにされておらず諸説があります。
基礎控除の文章・例文
例文1.基礎控除の38万円を考慮しましょう
例文2.パートの場合は基礎控除と配偶者控除を考えて仕事をするのが大事
例文3.基礎控除など各種の控除計算は税理士事務所に任せるのをおすすめします
例文4.年金生活者になったら基礎控除と公的年金の控除を計算しておと便利ですね
例文5.収入が基礎控除を下回ったので今年度は非課税対象になります
このように基礎控除は税金の計算時などにはとても大切な事項であり、年度末などに良く聞かれる言葉でしょう。
基礎控除の類義語
基礎控除は色々な種類の控除の一種であり、類義語もそれに属するものが多くなります。基礎控除の制度自体はこれのみになりますが、各種の控除としては所得税控除、医療費控除、社会保険料控除、生命保険料控除、地震保険料控除、障害者控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除などは有名なものでしょう。また最近人気のふるさと納税に関しても控除が効くこともありこれが人気の一因となっているのは面白いですね。
基礎控除まとめ
基礎控除は税金でも日本国民ならば誰でも受けられる控除であり、最低限の生活費として計算されている38万円が控除として引かれます。誰でも受けられるために計算などは分かりやすいのですが、これを計算する際に色々な控除などを考えるきっかけにしてみるのも良いですよ。最近では無料で確定申告などが出来るソフトなども増えてきているので、節税のためなどにも基礎控除を始めとする各種の控除枠を知っておくと便利です。