変性意識状態(へんせいいしきじょうたい)
「変性意識状態」とは「日常的な意識とは違う意識の状態になること」です。例としては、催眠術であったり、ある宗教にはまり洗脳をされてしまってなんでも言うことを聞いてしまう状態です。無意識的に起こることがあるためほとんどの人は気づきません。今回はそんな「変性意識状態」を解説していきます。
変性意識状態の意味とは
「変性意識状態」の意味は以下の通りとなります。
(1)日常的な意識とは違う意識の状態になること
(2)自分の意識とは別で何かに操られている感覚
明確な定義はありませんが、普段過ごしている日常的な意識とは違い無意識であったり、別の何かにとりつかれているような状態を表します。
「変性意識状態」を明確に意識することは難しいですが、金縛りであったり、好きな音楽を聴いて我を忘れて踊ったり熱唱していたら、かなりの時間が過ぎていたというような経験が近いものになります。また、お店で営業を受けて必要ないものを買ってしまい後で後悔するといったことも一時的な「変性意識状態」です。瞑想や薬などを使い意識的に「変性意識状態」に入る場合もあります。「変性意識状態」に入ると宇宙との一体感を感じたり、幻覚がみえたりなど人の人生観を一変させるほどの力があるとされています。
変性意識状態の由来
「変性意識状態」の由来は、英語の「altered state of consciousness」からです。1966年に心理学者のArnold M. Ludwigによって提唱されました。
変性意識状態の文章・例文
例文1.催眠術により変性意識状態に入る。
例文2.変性意識状態では何をしたかも覚えていない場合がある。
例文3.瞑想等で訓練することによって自分から変性意識状態にはいることができる。
例文4.変性意識状態は宗教勧誘などで悪用されることがある。
例文5.一般的な人であれば変性意識状態に入っても気づかないだろう。
「変性意識状態」を使った例文です。
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変性意識状態の会話例
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どうして人は宗教にはまってしまうんだろうね。
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はまることは悪くないと思うけどそれによって家族や友達に迷惑をかけるのは良くないよね。
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そんな状態になったら抜けようとか思わないのかな。
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「変性意識状態」にして簡単には抜け出せないようにしてるみたい。
悪質宗教について話す二人組の会話です。
変性意識状態の類義語
「変性意識状態」の類義語には、「トランス状態」「我を忘れる」などの言葉が挙げられます。
変性意識状態の対義語
「変性意識状態」の対義語は明確にはありませんが、日常的な意識状態は対となります。
変性意識状態のまとめ
「変性意識状態」は意識することが難しく、誰かにかけられてしまうと自分の力で意識的に戻るのは難しいです。中には宗教の勧誘や詐欺などで悪用する人もいますが「変性意識状態」に入ることでリラックス効果がある場合もあるので、うまく利用する事によってメリットを得ることができます。日常的な意識とは別の意識状態を表す「変性意識状態」の紹介でした。