「外伝」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

外伝(がいでん)

「外伝」とは「ゲームや漫画などで本編の世界観を守りつつ、これまで扱わない部分に焦点を当てた別内容の作品」です。ある作品が人気になると主人公は当然ながらも、個性的な脇役らが主役を立てているからヒットしたとも受け取れますよね。すると、主人公と同等やそれ以上に脇役の方が人気になる逆転現象が起こり、制作側は脇役をメインにして作品を作ればヒット確実じゃないかと安易に考えるのです。それが昨今の「外伝」や「スピンオフ」のブームが過熱している背景でしょう。

[adstext]
[ads]

外伝の意味とは

「外伝」の意味は以下の通りとなります。
 (1)正式の記録以外の伝記。本編では扱っていない題材を主軸とした作品の事。
 (2)ゲーム・漫画・小説などで本編で扱わない補助的な部分を焦点として描かれた作品。
「外伝」はゲーム・漫画・小説などで度々使われる言葉で、主な意味は上記のように「正式な記録以外の伝記」となります。これをくだけた表現にすると「本編以外の物語」といったところで、要するに「サイドストーリー」や「番外編」が限りなく「外伝」に近くなります。さらに踏み込むと、まず「外伝」はどんな作品でも編み出される訳ではなく、本編であるオリジナル作品がある程度のヒットを達成したからその人気にあやかろうと登場をするのです。ゲームや漫画などがヒットするとそのフォーマットをいかして、例えば本編では脇役だったキャラを主人公にしたり、主人公の若い頃を題材にした類似作品を「外伝」とすれば、既に一定数のファンベースが築かれているのである程度の売り上げを見込める事から、近年は安易に「外伝」が続出している傾向があります。特に漫画世界は「外伝」である「スピンオフ系」の作品が異様に多く、その代表はギャンブル漫画「カイジシリーズ」や「ドラゴンボール」などがあります。また、漫画などの第一弾である原作がヒットすると、その後はアニメやゲームや映画といった別フォーマットに拡大するのが昨今の商法なので、するとそれぞれが微妙に内容が違っている事から最早どこが本編でどれを「外伝」や「番外編」と扱うかの線引きは曖昧となり、タイトルやサブタイトルに付くか否かの違いぐらいしか判断材料がないほどです。

外伝の由来

「外伝」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては江戸時代後期の随筆集「北窓瑣談」などに文言が記されています。

外伝の文章・例文

例文1.カイジシリーズの外伝を読み耽ると、それぞれの作品で時間軸がずれているので頭が混乱してきて、とくにハンチョーはタイムマシンに乗っているとしか思えない。
例文2.オリジナルよりも外伝の方が面白くなってくると、ゲームや漫画の買い取り価格にも反映されるので判断材料になる。
例文3.昔は時代劇などで主役がスケジュールの都合で撮影に参加できないので、苦し紛れとしてやむを得ず外伝が制作されたそうだが、最近のドラマは時には本編開始と同時に脇役のアイドルをメインにした外伝がネット動画などで提供されている。
例文4.オタク人気が高い漫画やゲームの作品はどんな外伝でもある程度のヒットは確実で、それならドル箱をみすみす見逃すのはもったいないのも理解できる。
例文5.某アイドル事務所も創業者の栄光と転落としてメディアが封印してきた性癖部分をメインにした外伝として、ネットフリックスあたりが辞めジャニを主役にして被害者を現役ジュニアでドラマ化すればヒット間違いなしだろう。
「外伝」を使った例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

外伝の会話例

  • また、そんなに漫画買ってきたの?

  • うん。外伝が最近はあまりにも多いから、欲しい作品がねずみ講のように増えていくの。

  • ねずみ講のようにって、それだけ外伝作品が多いんだね。

  • もう読むのも追いつかないわよ。だって本編を書くのは大御所の先生でしょう。対する外伝は新人の若い漫画家が描いているから毎週のように連載して、単行本になるペースも早いのよ。

マンガ好きが「外伝」について語っています。

外伝の類義語

「外伝」の類義語には「後日談」「サイドストーリー」「アナザーストーリー」「前編」「番外編」「スピンオフ」「派生作品」などの言葉が挙げられます。

外伝の対義語

「外伝」の対義語には「本伝」「本編」「原作」「オリジナル作品」などの言葉が挙げられます。

外伝まとめ

漫画やゲームなどがヒットすると、その作品テーマの世界観を守りながら本来は脇役の人物を主人公にあてたり、本編の過去や未来などを題材にした番外的な作品である「外伝」が多く作られます。本編以外の別物語として、オリジナル作品が人気なほど「外伝」も同様にヒットする可能性が高く、ファンとしてはどうしても興味があるので余計に頻発するようです。

最新の記事はこちらから