「外連味」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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外連味(けれんみ)

「けれんみ」と読むこの漢字。あまり使われないので聞き馴染みのない言葉だと思いますが、何を想像しますか?実はこの漢字、芸術や小説、アニメなどのエンターテイメント作品に関してよく使われる言葉で、決して料理の味(あじ)のことではありません。今回はそんな「外連味」について説明していきます。

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外連味の意味とは

「外連味」とは、「はったり、ごまかし」という意味です。これは良い意味でも悪い意味でも使われます。

外連味の由来

「外連味」の語源は演劇にあります。「外連」とは本来、正統、王道ではなく邪道という意味を持ち、「味」は、例えば「真剣味」などのような状態、度合いを表しています。そこから転じて、演劇の奇抜な出演に対して、「外連味のある出演」というような作品に対して褒め言葉として使われるようになりました。しかし、正統なものを求める人にとっては「外連味のある作品」は良くない作品のことを指します。逆に、正統なものを求める場面において、「外連味のない作品」とは「素直で正統な作品」という褒め言葉であり、邪道を好む人にとっては「外連味のない作品」は「ただただ素直なだけで面白味がない」という悪い意味で使われます。

外連味の文章・例文

例文1.この映画は、実に外連味のある作品だと思う。
例文2.一般的にレポートには外連味の無い文章が好まれる。
例文3.この舞台は外連味あふれる演出と名高い。
例文4.芸術に外連味は必要ないのか?いいや必要だとも。
例文5.この小説は外連味に欠ける、実に退屈な作品だ。
「外連味」を用いた作品に対する表現です。

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外連味の会話例

  • その本ってもしかして…

  • いや〜昨日、本屋に行ったら残り1冊だったからつい買ってしまったのよ。

  • とても売れてるよね。なんでなんだろう?

  • なんでも二重にも三重にもトリックがあって、外連味あふれる素晴らしい小説らしいわ

「外連味」を使った、小説に関する会話です。

外連味の類義語

「外連味」の類義語には、「ハッタリ」が挙げられます。

外連味まとめ

「外連味」とは、「はったり、ごまかし」という意味で、これはもともと演劇に対して良い意味でも悪い意味でも用いられていました。そこから転じて現在では、映画、小説、芸術、文化、アニメなどのエンターテイメント作品に対して使われるようになりました。「外連味」は人によって良い意味で取られたり、悪い意味で取られたりすると思います。どういう意味で使われているのかしっかり理解してイメージをしやすいようにしておきましょう。

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