「夢路を辿る」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

夢路を辿る(ゆめじをたどる)

「夢路を辿る」とは「夢を見ていたり、心地良さからぐっすり眠っている様子」です。眠っている時って記憶はありませんが、なんだかぼんやりと儚い夢を見ているようでもありますよね。後から思い出そうとしても記憶はあやふやで、だからこそ心地良かったとも思えます。そんな事を表している諺「夢路を辿る」の解説となります。

[adstext]
[ads]

夢路を辿るの意味とは

「夢路を辿る」の意味は以下の通りとなります。
 (1)夢を見る。心地良く眠る。
 (2)夢の中にいる事から、安らかに眠るや安心して眠っている様を表現している。
 (3)「夢路」だけでも同義。
”夢路”は「夢見る事を道を行くに喩えた語」「夢の通い路」、”辿る”は「道筋を進む」「歩き難い道を確かめながら苦労して進む」「道筋を追ったり、また探し求める」「物事を考え迷う」で、要するに夢を見ている状態が「夢路を辿る」ですが、ニュアンスとしては吉夢であったり安心してぐっすり眠り込んでいるとなります。「悪夢にうなされる」などの反対とも解釈でき、また心地良くて思わずうつらうつらしている様な感じとも窺えます。

夢路を辿るの由来

「夢路を辿る」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては平安時代初期の勅撰歌集「古今歌集」(905年)などに文言が記されています。

夢路を辿るの文章・例文

例文1.定期的に実家に帰るのは両親や兄弟に会いたいというよりも、住み慣れた生活環境の中で夢路を辿り疲れを癒したいからだ。
例文2.職場でパソコンをしているフリをしながら、実は片目だけを瞑り夢路を辿る奥義を身に付けてしまった。
例文3.サウナで夢路を辿るような感覚に陥るのが気持ち良くて病み付きになっていたが、この前は気が付いたら救急車の中でどうやら日頃の疲れから倒れてしまったようだ。
例文4.化けの皮が剥がれれば単なる小柄な田舎の爺さんなくせに、国会議員になった瞬間に地位と名誉に大金も手にして、それは嬉しさから国会審議などは馬鹿らしくて夢路を辿るだけの場所になるのだろう。
例文5.布団と枕を新調したので、これで今夜からぐっすりと夢路を辿る旅に出られると思っていたら、事件が起こったと上司から呼び出され「刑事はなるものじゃない」と独り言を呟いた。
「夢路を辿る」を使った例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

夢路を辿るの会話例

  • どうしたの? 眠そうだね。

  • 昨日遅くまでW杯を観ていたら、寝不足で…。今も眠い。

  • リアルタイムで観ているの? 俺は翌日や週末にまとめて倍速で観ているよ。それも途中で日頃の疲れで夢路を辿り、ゲーム内容は殆ど記憶にない。

  • 課長って元サッカー部ですよね。その割にはW杯にドライですね。もしかして、にわかサッカーファンを嫌っているんですか?

職場にてサッカーW杯で寝不足になるという会話内容です。

夢路を辿るの類義語

「夢路を辿る」の類義語には、「夢心地」「夢見心地」「夢見る」「安眠」「快眠」「枕を高くして寝る」「高枕」などの言葉が挙げられます。

夢路を辿るの対義語

「夢路を辿る」の対義語には、「不眠」「目が冴える」「安眠を妨げられる」「寝苦しい」などの言葉が挙げられます。

夢路を辿るまとめ

「夢路を辿る」は安らかに眠る事や良い夢を見ている事です。心配事などがあると寝付けなかったりしますが、逆に安心できる状態や幸せな時はぐっすりと安らかに眠れるものです。そんなまるで夢の世界にいるような状態を「夢路を辿る」と表現します。

最新の記事はこちらから