「大喪の礼」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

大喪の礼(たいそうのれい)

「大喪の礼」とは「日本の天皇又は上皇の国葬」です。「大喪の礼」は人生の中でも1度や2度あるかないかの非常に稀な出来事です。あまり馴染みのない言葉ではありますが、日本においては重要な儀式の一つでもあります。今回はそんな「大喪の礼」を解説していきます。

[adstext]
[ads]

大喪の礼の意味とは

「大喪の礼」の意味は以下の通りとなります。
(1)日本の天皇又は上皇の国葬
(2)天皇又は上皇が崩御された際に行われる儀式
「大喪の礼」は日本国憲法下において皇室典範第25条の規定に基づき国の儀式として行われます。また、皇室の儀式として「大喪儀(たいそうぎ)」が行われ、両者を合わせて御大喪(ごたいそう)」とも言われます。日本国憲法には政教分離原則があるため、「大喪の礼」は特定の宗教による葬儀ではなく中立的な葬儀が行われます。それに対して「大喪儀」では明治天皇以降は神道儀礼に沿った葬儀が行われます。
天皇の「大喪の礼」では轜車(じしゃ)を中心とした車の列が皇居から新宿御苑まで都内を巡りました。葬場では遺体を納めたひつぎが葱華輦(そうかれん)といわれる輿へお遷しされ、担いで葬場殿(そうじょうでん)と呼ばれる殿舎へと運ばれたそうです。

大喪の礼の由来

「大喪の礼」の名前の由来は、人の死に対して悲しみの意を表す言葉である「喪」から「この上ない喪」を表現した「大喪」からです。

大喪の礼の文章・例文

例文1.大喪の礼が多くの参列者によって行われた。
例文2.天皇の大喪の礼では20万人以上が沿道から見守った。
例文3.大喪の礼は何かしらの宗教に沿わない儀式である。
例文4.大喪の礼では世界各地の要人が訪れた。
例文5.大喪の礼は日本国憲法下において定められた儀式である。
「大喪の礼」を使った例文です。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

大喪の礼の会話例

  • 昭和天皇は1989年の1月7日に崩御されたんだね。

  • 当時はとても衝撃的で多くの人が悲しんだみたいだね。

  • その年の2月24日に大喪の礼が新宿御苑で行われたそうだよ。

  • 世界各地の要人が参列して沿道には20万人も人が集まったみたい。

天皇の大喪の礼について話す二人組です。

大喪の礼の類義語

「大喪の礼」の類義語はありませんが、関連する言葉には「大喪儀」「御大喪」などの言葉が挙げられます。

の対義語

「大喪の礼」の対義語はありませんが、天皇の即位を表す言葉である「大典」「大礼」などの言葉が対となるのではないでしょうか。

大喪の礼のまとめ

「大喪の礼」の言葉は昭天皇の崩御以降の世代であれば聞くことはありませんでしたが、天皇を含めどんな人物でも生きている限りは必ず死が訪れます。悲しいことではありますが、万が一「大喪の礼」が行われた際には盛大にお見送りをしましょう。

最新の記事はこちらから