「大暑」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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大暑(たいしょ)

「大暑」はこれまで真夏に良く聞く言葉でしたが、近年の異常気象による猛暑の長期化などの影響で、従来の意味では使い難くなっています。それだけ昔と現在では、気候変動が激しくなっているのでしょう。それでは「大暑」についての解説を始めさせて頂きます。

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大暑の意味とは

「大暑」の意味は以下の通りとなります。
 (1)厳しい暑さ。酷暑。
 (2)一年でいちばん暑い時期。
 (3)7月末から8月上旬の時期の最も暑い頃。
 (4)二十四節気の一つで、太陰太陽暦の6月中旬から後半。
 (5)太陽の黄経が 120°に達した日で、現行暦ではこの期間の第1日目の7月23日頃。
一般的には厳しい暑さ、酷暑といった意味で使われるのが「大暑」ですが、より厳密には7月23日頃から8月8日頃までの約15日間を指し、特に第一日目の7月23日頃を特別な意味を込めて呼ぶ場合もあります。近年は8月半ばを過ぎても猛暑が続きますし、場合によってはそれが9月頃まで長引く事もあります。また、全国各地によって気候も違うので、従来の「大暑」の時期が最も暑いとするのは当て嵌まらない場合もありますが、昔からの慣習や常識として厳しい暑さを例える言葉が「大暑」なのです。

大暑の由来

「大暑」が記された文献として、平安時代の法令集「延喜式」には「〜大暑八日〜」という一文が残されています。また、「大暑」は”二十四節気”の第12(番目)にあたり、旧暦では6月半ば、現在では7月23日から8月8日になります。この”二十四節気”は、古代中国の戦国時代に考案された季節を表す物差しや基準となるのものです。よって、少なくとも紀元前450年以降から紀元前200年頃には、「大暑」が言葉として登場した事になります。

大暑の文章・例文

例文1.どうも今日は暑いと思ったら、丁度大暑の期間の最中だった。
例文2.最近は大暑を過ぎても、暑さがまったく変わらない。都会のヒートアイランドが原因なんだろう。
例文3.大暑をのりきるには、鰻にかぎる。昔の人は夏バテ対策を美食で対抗していたのだ。
例文4.大暑の夜はさらに蒸し暑いので、エアコンは必需品だ。
例文5.大暑の日でも、野外ライブに海水浴と遊びまくり夏を満喫する。

「大暑」は暑さを強調する例文が多くなります。それ以外の例文は、あまり見かけません。

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大暑の会話例

  • 大暑や猛暑になっても、嬉しい事があるよね?

  • 何か嬉しい事ある? 暑くて何もやる気がしないでしょう?

  • いやいや、汗を掻くから痩せるし、ビールも美味しい。寒いよりは暑い方が断然すきだよ。

  • 嘘だー、大暑の時期でも痩せた事一度もないでしょう! それに、一年中ビール飲んでいるから、季節関係ないよね!

「大暑」が好きと言う男性に、女性がツッコミを入れている会話です。

大暑の類義語

「大暑」の類義語には、「酷暑」「猛暑」などの言葉が挙げられます。

大暑まとめ

「大暑」は一年で最も暑いとされる、7月末から8月上旬、又はその始まりである7月23日頃を指す言葉です。最近は、「大暑」の時期に関係なく猛暑が続きますが、それでもこの時期が暑いのは変わりありません。

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