「大阪都構想」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

大阪都構想(おおさかとこうそう)

2019年の統一地方選挙では、対象の道府県において知事選・市長選等が行われますが、特に大阪府知事選・大阪市長選のいわゆる「ダブル選」が大きな注目を浴びることとなりました。このダブル選の争点となっているのは、大阪維新の会が最重要政策として掲げる「大阪都構想」です。

大阪都構想の意味とは

大阪都構想とは、現在大阪府と大阪市を都区制度に変更し、二重行政を解消することを主な目的とした行政改革です。東京都では1943年に東京市が廃止され、東京都下に特別区と呼ばれる23区が置かれることとなりましたが、これと同じように大阪市を廃止し、現在の大阪市下にある24の区を特別区として再編します。
これまで大阪府と大阪市がそれぞれ競い合うように莫大な税金を投入してビルを建設したり、交通インフラの整備において府と市がそれぞれどのくらい費用を負担するのか結論が出ず整備が進まなかったり、二重行政による弊害は住民に重くのしかかっていました。

大阪都構想の由来

大阪都構想は2010年3月に当時大阪府知事であった橋下徹が代表を務める大阪維新の会が発表しましたが、実はそれ以前から同様の政策案は存在しており、1953年に初めて大阪都の設置が提案されました。以降、何度か大阪都案について議論されてきましたが、結局具体化することはありませんでした。

大阪都構想の文章・例文

例文1.有権者として大阪都構想の詳細を知っておく必要がある。
例文2.大阪都構想を巡る議論は長年に渡り続いている。
例文3.大阪都構想にもメリットとデメリットがあるはずだ。
例文4.大阪をより良い街にするためには大阪都構想の推進が必要だ。
例文5.大阪都構想を進めてほしいので大阪維新の会を支持している。
大阪都構想については、以前の橋下代表時代からの悲願であり、大阪維新の会の大きな目標であり、日本変革の大きな波となる可能性もあるでしょう。

大阪都構想の会話例

• 

  来週の日曜日は統一地方選があるね。大阪府内に住んでいるんだけど、大阪都構想の具体的な内容を知らないから誰に投票をしたらいいのかわからないよ。
• 

  大阪都構想については大阪維新の会のホームページに詳しい政策が掲載されているから、選挙に行く前には確認しておいたほうがいいよ。
• 

  見てみると、良いことばかり書いてあるね。こんなに良いこと尽くしなら投票しようかな。
• 

  もちろん良いことばかりではないよ。大阪都構想を推進するためには莫大な税金がかかるしね。でも、その先で得られるメリットも大きいはず。今自分が受けられるメリットだけではなく、将来的に大阪全体・大阪府民全体がメリットを受けられるようにどう政策を進めていけばいいか考えることが大切だね。

大阪府民の間では特に、このような会話が多いかもしれません。よく「大阪都構想で何が変わるのかわからない」というコメントを耳にしますが、インターネットで少し調べればたくさんの情報が出てきます。自分たちが払っている税金がどのように使われるかを知っておくことは、ある意味住民の責任でもあります。

大阪都構想の類義語

大阪都構想と同じような意味を持つ言葉としては「大阪府市統合」「大阪府市合併」等がありますが、都構想には現存の区を再編し特別区を設置することも含まれているので、単なる府市合併だけではない点に注意が必要です。

大阪都構想まとめ

2019年の大阪ダブル選の結果、大阪維新の会が勝利を収め、大阪都構想はいよいよ本格的に推進されていくことになりそうです。大阪都構想に賛成であっても、今後実施されていく改革・施策の一つ一つをよく知り、しっかり見守っていく責任があります。今後の大阪府の発展は日本全体の発展にもつながることは間違いありません。

興味がある方は、大阪維新の会のホームページでも確認することができます。