大食漢(たいしょくかん)
昔から漫画やゲームに出てくるキャラクターさながらの量の食事を摂取できる人を「大食い」といった表現をするものですが、この大食漢という言葉はそれと同じ意味であり、かつ男性に適用されるような言葉です。
テレビなどの媒体が存在していなかった時代においては沢山食べる人はただ燃費が悪いような印象を持たれてしまうものだったかもしれませんが、最近ではそれ自体が才能として認められ、その才能でお金を稼ぐことができる人も増えてきました。今回はそんな沢山食べる人には心当たりがあると思われる「大食漢」という言葉について掘り下げたいと思います。
大食漢の意味
「大食いをする、またそれが可能な人」を指し示した言葉となっています。また大食漢という言葉には「漢(おとこ)」という文字が入っている関係で一般的には大食いをする男性に適用される言葉となっています。
大食漢の由来
この「大食漢」という言葉が最初に用いられたのは一説では内田魯庵という明治の時代の小説家が1933年に書いた作品。「読書放浪」というものの中にて「銀座と築地の憶出『大抵の大食漢(たいしょくかん)も七つか八つで満腹して』」といった一文の中に組み込まれる形で登場したことが始まりではないかとされています。
大食漢の文章・例文
例文1.私は大食漢だ。
例文2.この人は大食漢だ。普通の人は50貫もお寿司を食べることはできない。
例文3.彼は大食漢であるがゆえ、安く沢山食べる方法をよく知っている。
例文4.前々から彼は自分は大食漢だと言っていたが、いざ大食いに挑戦してみたら私より食べることができなかった。
例文5.昔はお金がないせいで大食漢でありながら沢山食べることができなかったが、今はもうその問題を解決することができた。
大食漢と言われる人には「沢山食べなければパフォーマンスを発揮できない人」。また「大食漢ではあるものの、沢山食べなくてもパフォーマンスに影響は出ない人」の二パターンいるそうです。
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大食漢の会話例
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今日は沢山食べましょう!
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佐藤さんは本当に大食漢ですよね。
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普通の人より食べることが好きなだけですよ。
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そう言われても、それだけの量を食べることができるのは一つの才能だと思いますよ。
ほっそりした体型でありながら非常に多くの飲食が可能な人を「痩せの大食い」と表現します。
大食漢の類義語
大食漢の類義語としては、「健啖家(けんたんか)」、「フードファイター(Food Fighter)」などが挙げられます。
大食漢まとめ
大食漢。中でも常人では考えられないほどの量の食事を行うことができる、それ自体が一つの才能となっている大食いファイターと呼ばれる人達はインターネットの発展、またYouTubeという動画サイトの台頭などによって、人によってはもはや身近な存在となりつつある存在と言えるかもしれませんね。
もしまだそういった「大食い動画」というものを見たことがない方は一度見てみるといいかもしれませんよ。時代の影響を受けて彼らの食事作法は基本非常に綺麗なものになっているため、美味しそうなものを沢山食べる様子を見ているとこちらの食欲もそそられること、間違いなしです。