「天王山」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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天王山(てんのうざん)

どんな勝負事にも、ここ一番で決めなければならない山場というものがあると思います。それは実際に勝負している側からすれば負けられないようなものですし、見ている側からしたら目を離せないような場面でしょう。そうした状況を表す言葉として「天王山」という言葉があります。この言葉の意味について解説したいと思います。

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天王山の意味

天王山というのは、京都盆地の西側にある山の名前です。淀川を挟んで対岸にある男山と相対している標高270mくらいの小さな山になります。なぜこの小さな山が広く知られるきっかけになったのかと言うと、1582年に起こった「山崎の戦」がその由来となっているようです。
天王山という言葉の使われどころとしては、どんな勝負事にも使われるというものではなく、「ここ一番の大勝負」といった場面で使われます。

天王山の由来

上記でも少し触れましたが、この言葉は1582年に豊臣秀吉と明智光秀が戦った「山崎の戦」からきているとされています。山崎の戦の勝敗のカギは天王山の占有にあるという点から、一般的に「天王山の戦」とも呼ばれています。したがって、勝敗を大きく左右するような勝負を「天王山」という比喩で表現するようになりました。

天王山の文章・例文

例文1.この勝負が天王山だ
例文2.明日の試合は天王山だから気合いを入れないといけない
例文3.今日の試合が天王山と言えるだろう
例文4.ここが天王山だ
例文5.このサッカーの試合が天王山だ
状況が限定的なため、言葉を使うシチュエーションとしては限定的で、応用や汎用性は低い言葉になります。

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天王山の会話例

  • ついに明日は準決勝だ!ここを抜ければついに決勝戦だから、優勝にも手が届く!

  • 天王山ってことだね!
    絶対に負けられないね。

  • そうだね。去年は僅差で負けている相手だから、ある意味決勝戦よりも重要な試合になるね。

  • 勝つために1年間練習してきたんだから、絶対に勝てるよ!

大抵は、スポーツの試合や大会での重要な局面で使われるような言葉になります。

天王山の類義語

天王山と同じような意味や状況を表す言葉としては、「大一番(おおいちばん)」や「天下分け目の戦い」といった言葉があります。いずれも、勝負の局面において勝敗を左右するくらいの重要な勝負事を表現する際に使われる言葉になります。

天王山まとめ

天王山という言葉について解説させていただきました。言葉自体は難しくはなく、人生の中で1度は耳にしたことがある言葉かと思います。言葉の元になっている「山崎の戦」に関しては省略したので、詳しく知りたい方は調べてみてください。

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