「天馬空を行く」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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天馬空を行く(てんばくうをゆく)

「天馬空を行く」とは「大空を駆ける馬から、才能豊かで発想や着想が自由であったり常識などにも囚われず自由である喩え」です。能力が高い人や何かを成し遂げる人というのは常識の枠外で自在に生きている感じがありますよね。凡人はただルールに従うのに対し、まるでルールを変えてしまうような強い影響力を誇り、そんな姿は自由で特別な人と周囲に抱かせます。

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天馬空を行くの意味とは

「天馬空を行く」の意味は以下の通りとなります。
 (1)着想や手腕が自由で何ものにも囚われない喩え。
 (2)翼が生え大空を自由に駆ける伝説の天馬から、着想や手腕などが自由奔放である人。
 (3)「天馬行空」も同義。
”天馬”は「天上界にいる天帝が乗る馬」「翼がある伝説の馬で自由の象徴」で、空を自由に羽ばたく伝説の馬の姿から圧倒的な自由の喩えが「天馬空を行く」です。要するに自由奔放な人の喩えとして、大成功をした大物や意外な発想をしたり面白い事を言うような人など、所謂型に嵌まらない人に用いる表現です。常識破りや既成観念などを無視する場合もあるので、それぐらい強烈でまるで空を飛んでいるような人が「天馬空を行く」ではないでしょうか。

天馬空を行くの由来

「天馬空を行く」の由来は古代中国の詩集「劉廷振」の「薩天錫詩集序」となります。

天馬空を行くの文章・例文

例文1.YouTuberは最初は勢い良くとがった動画を投稿しても最終的には毎月の収益を発表してお茶を濁し、世間に天馬空を行くと啖呵を切っても挫折して自然消滅する。
例文2.どんなに自分は人とは違う天馬空を行くタイプだと謳っても、人間社会でルールを守っている以上は平凡であり、寒空の下で凍えて生きる野良犬や野良猫の方が計り知れない自由がある。
例文3.旅行をすると一瞬は天馬空を行くような心境になるが、その割にはホテルや温泉宿の従業員の態度が悪いと些細な事を神経質になって、帰りの車内で憂鬱に拍車がかかり余計に落ち込む。
例文4.大物に対して天馬空を行くようだと世間は評価しがちだが、世渡りだけが誰よりも上手で金と出世しか頭にない典型的なビジネスマンというのが事実ではないのか。
例文5.アニメやアイドル好きが絶賛する作品は芸術性など1ミリも感じられないが、何故か天馬空を行くような圧倒的なスケールがあるとべた褒めなレビューで溢れ、その気持ち悪さこそ自由を根本から侵害する。
「天馬空を行く」を使った例文となります。

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天馬空を行くの会話例

  • それにしても、親戚の叔父さんは凄い人だったよ。

  • 確か…、高校を中退してラーメン屋で働き始め、20代後半で独立してラーメンブームに乗ってお店を何軒も展開し、その後はラーメン屋を成功させるマニュアルのコンサルやマルチ商法にも手を出して逮捕された人よね。

  • そうそう。詳しいね。本当に天馬空を行くを地で行く人で、逮捕された時も取り調べで刑事にマルチの勧誘をしていたって笑いながら言っていたからね。今はドバイで生活しているけど、何か訳ありなんだよ。

  • ドバイから帰ってこれないって事? 一体今度は何をしたのよ。

豪快な親戚の叔父さんについての会話となります。

天馬空を行くの類義語

「天馬空を行く」の類義語には、「自由奔放」「奔放不羈」「不羈奔放」「傍若無人」「自由自在」「自由気まま」「気の向くまま」「風来坊」「風向き次第」などの言葉が挙げられます。

天馬空を行くの対義語

「天馬空を行く」の対義語には、「不自由」「束縛」「杓子定規」「固執」「頑迷固陋」「頭が固い」「意固地」などの言葉が挙げられます。

天馬空を行くまとめ

「天馬空を行く」は空を飛び回る伝説の馬から、自由な発想力があったり他とは違う光る手腕を持ち合わせるなど凡人とは違った才能豊かな人の事です。また、何事にも囚われない自由さがあり、古い考えや常識などを打破するような大物タイプを称えた言葉になっています。

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