「太刀風」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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太刀風(たちかぜ)

「太刀風」とは「刀を振った際に起こる風」です。太刀を振った勢いによって生じる風といったもので、合戦などで腕自慢の武将が刀を振りかざすとその迫力からまるで風が起こっているようですよね。特に漫画や映画などではそんな描写が際立ち、それが本来の「太刀風」です。

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太刀風の意味とは

「太刀風」の意味は以下の通りです。
 (1)刀をするどく振った勢いで起こる風。
 (2)日中戦争や太平洋戦争の輸送に参加した日本海軍の駆逐艦の艦名。
 (3)平仮名での「たちかぜ」は海上自衛隊の護衛艦。
 (4)漫画やアニメで人気となった作品「ワールドトリガー」のキャラクターである太刀川慶と風間蒼也の2人を指すBL(ボーイズラブ)的な言葉。
”太刀”は「長大な刀剣の総称」「刃を下に向けて腰につりさげる刀剣」、”風”は「空気の水平方向の運動」「空気の流れが生じる」で、刀を振る勢いから起こる風が「太刀風」です。一般的には大きな太刀を勢いに任せて激しく振った際に起こる風であり、そのような戦いの場面を喩えて使用します。それ以外にも日本海軍や海上自衛隊の艦名であったり、人気漫画やアニメの「ワールドトリガー」のキャラクター2人を合わせてBLの関係性を楽しむファンが好んで使う呼び名であったり、格闘家や競走馬の名前でもあります。従ってさまざまな場で使われているので、基本的には刀を振った際に起こる風ですが、まったく違う意味となる場面も多く、特にSNSなどではアニメ好きによる「ワールドトリガー」に関連させた専門用語となっています。

太刀風の由来

「太刀風」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては室町時代の武家一族・尼子氏の歴史書「雲陽軍実記」(1580年)などに文言が記されています。

太刀風の文章・例文

例文1.剣道の試合ではどの選手もこれから太刀風を起こす迫力を感じられる。
例文2.秋葉原や池袋に行くと太刀風が好きそうなBLマニアの腐女子が独特のファッションで街を闊歩している。
例文3.近所のおじさんは毎朝竹刀を振り回し、その太刀風には空き巣や強盗も恐れをなすだろう。
例文4.護衛艦の太刀風を偶然見る事が出来て自衛隊マニアとしては感激した。
例文5.太刀風の鋭さに憧れてし、スポ—ツチャンバラを習う事にした。
「太刀風」を使った例文となります。

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太刀風の会話例

  • 今って剣道が静かなブームなんだってね?

  • そうなのよ。男同士が竹刀で打ち合う姿がいいのよ。戦国時代を感じさせるし。

  • 若い女の人は何でも好きになってブームにさせるね。

  • でも剣道は本当にいいのよ。あの太刀風がビシッと起こるのがカッコ良くて。

剣道好き女子とその知人男性の会話です。

太刀風の類義語

「太刀風」の類義語には、「矢風」「刃風」などの言葉が挙げられます。

太刀風の対義語

「太刀風」の対義語はありません。補足として”太刀”の対義語は「小太刀」「細太刀」などの言葉が挙げられます。

太刀風まとめ

「太刀風」は海上自衛隊の艦名や人気アニメ「ワールドトリガー」のキャラクターを表す専門用語でもありますが、一般的には刀を振った際に起こる風の事です。従って剣道の試合や戦国時代の合戦などで用いる表現です。

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