「太客」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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太客(ふときゃく)

「太客」とは「風俗や水商売における大金を支払って遊んでくれる大切なお客」です。所謂、遊び人と呼ばれる人もお金がないとセコくなってしまいますが、余裕があると一番高いお酒を注文したりチップを弾んだりと大判振る舞いを日頃からします。お店としては売上に貢献してくれるとても大事なお客であり、このようなお客は迷惑行為も少ないのでとても助かるのです。もちろん中には「太客」だが迷惑な「痛客」となるケースもあり、お客とは実に様々なタイプが存在するのです。

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太客の意味とは

「太客」の意味は以下の通りとなります。
 (1)キャバクラなど水商売や風俗業界で使われる専門用語で、一度に大金を使ったり月に何度も来店するお客の呼び名。
 (2)「太っ腹な客」の略語で、高額を使ってくれる大事なお客の事。
「太客」はキャバクラやスナックにホストクラブなどの水商売や風俗業界などで特に使われる専門用語です。飲食店など接客業の他業界でも使われる事もありますが、通常は支払金額が高くなる水商売や風俗が一般的です。また、お客本人を前にしては使用せず、その場合は丁寧に「お得意様」といった形になり、飽く迄も店側関係者だけが陰で用いる隠語めいた表現となります。ですから、金払いが良くて遊び上手なお客を指して店側が使う呼び名で、男性客だけでなくホスト遊びをする女性客に対しても使われます。また、「太客」の中でもさらにお店の売上に貢献するVIP客を「極太客」(ごくぶときゃく)、反対にセコい客は「細客」(ほそきゃく)、「極細客」(ごくぼそきゃく)、「繊維客」(せんいきゃく)となります。しかし、この言葉は飽く迄も業界用語であり明確な定義は設定されていないので、一度に何万円以上使えば「太客」と呼ばれるなどはその店やスタッフ次第となります。それでも普通に考えて常連客よりも立場が上の扱いで店側が敢えて「太客」と呼ぶのですから、月に何度も来店し通常客の何倍も支払いその日の売上に圧倒的に貢献する客となります。

太客の由来

「太客」がいつ頃から使われ始めたのか残念ながら正確には不明です。それでも80年代や90年代は「太っ腹客」や「金払いが良い(客)」と呼ばれていて、2000年代に入ってから使われ始めたと言われています。キャバクラや風俗業界の他の専門用語と同じように、ネット普及によって広まったと思われます。

太客の文章・例文

例文1.学生時代はまったくモテないどころか女子生徒から嫌われていた存在だったが、それでもへこたれず誰よりも勉強をして国家公務員キャリア組になったのは、金銭的な余裕を手に入れてキャバ嬢から太客と大歓迎される日を夢見ていたからだ。
例文2.繁華街でキャバクラやスナックの店前を観察していると、どの客が太客なのか見送りの仕方で分かってしまう。
例文3.風俗店の太客は一歩間違えるとイタ客やキモ客でもあるので、あまり熱心にならず遊びと割り切るべきだ。
例文4.宝くじが当選すれば、冴えない俺もフェラーリのディーラーや不動産販売の太客になれると夢見ている。
例文5.薄給なのでコンビニや激安スーパーの太客にすら、絶対に不可能で無理だと悟った。
「太客」を使った例文となります。

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太客の会話例

  • ただいまー。遅くなってゴメン。

  • また飲みに行っていたの? もういい加減にしてよ。

  • ごめんごめん。大学時代の友達の〇〇って覚えてる? あいつ遺産が転がりこんだみたいで、毎日飲み歩いているんだよ。太客扱いされるのが快感みたいで。だから俺も今日は奢ってもらったんだよ。

  • それって太客じゃなくて、単なるカモじゃないの。あなたも飲んでばかりいると体を壊すわよ。

学生時代の友達と飲んできた夫と呆れる妻の会話です。

太客の類義語

「太客」の類義語には、「極太客」「お得意様」「お得意さん」「贔屓客」「上客」などの言葉が挙げられます。

太客の対義語

「太客」の対義語には、「一見客」「細客」「極細客」などの言葉が挙げられます。

太客まとめ

「太客」は風俗や水商売で使われる専門用語で、一般的なお客よりも大金を使ったり月に何度も来店する「太っ腹な客」の事です。売上を支える大事なお客なのでお店も大事に扱い、普通の客よりも気を遣って丁寧に接客する事も多々あります。それが嬉しくてお客としても何度も通い、尚更「太客」と呼ばれるのです。

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