「太鼓持ち」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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太鼓持ち(たいこもち)

太鼓持ちとは、人に媚びへつらって気に入られようとする人の事を指す言葉です。実は元々の意味は違ったものがありますが、詳しい解説は後ほどします。太鼓持ちは揶揄するような使われた方をする事が多いですが、実はそれにも歴史的背景が関係しているのです。それでは「太鼓持ち」の意味や由来、歴史的背景、例文、類義語などを交えて、わかりやすく解説をしています。

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太鼓持ちの意味とは

太鼓持ちの意味は2つあります。
(1)人に媚びへつらって気に入られようとする人の事。
(2)宴席やお座敷などのお酒の席で主や客の機嫌をとって、芸を見せて、舞妓や芸者を助ける職業。
(1)での使われた方が一般的であり、多くの人がそのような理解だと思いますが、(2)についても昔は1つの職業として認知をされており、戦国の時代などでは非常に重宝されていました。

太鼓持ちの由来

また太鼓持ちの由来は、古くは豊臣秀吉の御伽衆を務めたと言われる曽呂利新左衛門という人からスタートしたと言われています。また「太鼓持ち」という呼び方自体は俗称であり、正しくは「幇間」です。「幇」は助けるという意味を持った言葉であり、「間」は人と人との人間関係を表しており、この二つの言葉で人間関係を助けるという意味になります。

太鼓持ちの文章・例文

例文1.太鼓持ちや男芸者と揶揄されても、出世にこだわる彼の姿勢はすごいものがある。
例文2.太鼓持ちも昔は職業として認知されていた歴史的背景がある。
例文3.太鼓持ち戦国時代から、幇間という職業として認知がされていた事を知っている人は少ない。
例文4.太鼓持ちは言い方を変えれば、社内政治を生き抜く術であり、大手企業での出世では大事なのかもしれない。
例文5.太鼓持ちとバカにされていた男性は、その冷たい視線に耐えて役員にまで上り詰めた。
二つの意味を持っている太鼓持ちの意味を使った例文となります。

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太鼓持ちの会話例

  • 僕の上司の課長は本当に部長の太鼓持ちで嫌になっちゃうよ。

  • でも、それがその人の処世術ならば仕方がないんじゃない?

  • 自分だけがそうなら別にいいんだけどね、周りにもその姿勢を強要してくるから堪らないんだよ。

  • 強要されるのは辛いよね、それなら耐えられないっていうのもわかる気がする。

太鼓持ちの姿勢を部下にも強要してくる部下の辛さを伝えた会話となっています。

太鼓持ちの類義語

太鼓持ちの類義語としては、「男芸者」「幇間(ほうかん)」「提灯持ち」「腰ぎんちゃく」「媚びを売る」「迎合する」「イエスマン」などがあげられるでしょう。

太鼓持ちまとめ

太鼓持ちと聞くと、マイナスなイメージを持つ人が多いかもしれませんが、本来はそういった職業が社会に認知されていました。そういう時代背景にも今日をもって言葉を理解していくと、教養が広がっていくのではないでしょうか。

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