好事家(こうずか)
「好事家」という単語を目にしたこと、耳にしたことはあるでしょうか。見たことはあるけれど読み方がわからない、聞いたことはあるけれど漢字がわからないという人も多いかもしれません。ここでは好事家という言葉の意味や由来、使い方などを説明いたします。
好事家の意味とは
好事家は、「こうずか」と読みます。「こうじか」「こうじや」等と読み間違える事もあるので注意が必要です。
意味としては、変わった物事に興味を抱く人やもの好きな人、あるいは風流を好む人という意味を持っています。意味を理解しておけば、漢字で書くのは難しくありませんが、変わった人と捉えられるケースもあるので充分に注意が必要です。
好事家の由来
はっきりした由来はわかっていませんが、中国語で「好事」と書くと、「もの好きな」という意味になるので、ここから好事家という言葉が生まれた可能性があります。「家」という字は「研究家」や「努力家」等でも使われるように、ある物事に従事している人を指しています。
好事家の文章・例文
例文1.彼は変わったものに興味を示す、いわゆる好事家だ
例文2.この分野においては好事家ではあるがプロフェッショナルではない
例文3.ここには色々な好事家たちが集まっている
例文4.単なる好事家にとどまらず、今や本職になっている
例文5.私はオタクではなく、好事家である
好事家という言葉をあまり口にすることはないかもしれませんが、意外と身近に好事家たちは存在しているかもしれません。
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好事家の会話例
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最近、変な本がよく発売されている気がする。どこに需要があるんだ?
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出版するための敷居が低くなっているのかもね。でも、そんな本を買うのは、なかなかの好事家だと思うけど。
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とは言ったものの、実は僕もそういう本に興味があるんだ。
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そうだったの。何か面白いものがあるなら教えて。
好事家という言葉自体はなじみがないかもしれませんが、こうして漢字にするとわかりやすいですね。
好事家の類義語
好事家の類義語は、「もの好き」「好き者」「変わり者」などが挙げられます。現代風に言うと「オタク」とも言いかえることができそうですが、多くの人が興味を示すような物事(鉄道や自動車、アイドル等)が対象である場合は、好事家とは少し意味が変わってくるでしょう。
好事家まとめ
好事家という言葉は、単に「何かに熱心に没頭する人」ではなく、あくまで対象は「変わったもの」としていることが特徴です。読み方と意味、ともに覚えておきましょう。ただ変わっているという部分も突出すると、時代を動かす様なムーブメントを作り出す事があります。一般社会に溶け込めなったapple社の創業者であるスティーブ・ジョブスなどはそのいい例と言えるかもしれません。