「孤立無援」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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孤立無援(こりつむえん)

人間は周りの人の協力や支えがあって生きており、決して一人では生きていけません。そんな中、自分で望む・望まないは別として窮地に陥る様な局面というのも出てきてしまいます。今日はそういった状況を指す言葉である孤立無援について、意味や由来を説明していきます。

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孤立無援の意味とは

孤立無援の意味とは仲間や味方がおらず、一人ぼっちで助けてくれる人がいない状況を指します。「孤立」とは助けがなく、周りから引き離された状態を指しており、「無援」は誰からも助けや援助がない事となります。
また孤立している状況というのは、その孤立している個人に問題があるケースもありますが、排他的な周りによって孤立せざるを得ない状況もあります。
例えば小中学生のいじめ問題などは、本人に問題がなくてもターゲットとされる事で周りから排除される様な事が起きます。周りの人間もいじめを恐れて助けられない状況ですから、これは完全に孤立無援と言えるのです。

孤立無援の由来

孤立無援の由来は後漢書の斑超伝から来ています。後漢の軍人であった斑超(はんちょう)が孤立無援の状態ながら疏勒(ばんたく)国を守っていました。
しかし軍勢の悪さから一旦引いている間に、疏勒国は尉頭(いとう)国に寝返っていました。斑超は反逆者を斬り捨てて、尉頭国を撃退して、疏勒穀を取り戻しました。その出来事が後漢書に記されており、ここが孤立無援の由来・語源と言えるでしょう。

孤立無援の文章・例文

例文1.社内で孤立無援の状況を作ってしまう立ち振る舞いに問題がある
例文2.エースに厳しいマークをして孤立無援の状況をつくる
例文3.義理や人情を欠くと、孤立無援になる恐れがある
例文4.相手の立場を考えて行動すれば、孤立無援になる事はない
例文5.孤立無援になった時にその人の人間性や器が試されるのだ
孤立無援は非常にマイナスな言葉であり、社会で生きていく中では周りを尊重していく事が非常に重要です。一度孤立無援の状況を作ってしまうと、抜け出すのは難しいでしょう。

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孤立無援の会話例

  • この間、バスケットの試合に出たんだけど、マークがきつくて大変だったよ。

  • どんな状況だったんですか?
    相手が強かったとか?

  • 実力的には同じくらいだったけど、味方も全員マークされちゃってて。

  • なるほど、孤立無援の状態だったわけですね。

類義語の多い言葉なので、その分使う場面も多い言葉になります。仕事、スポーツ、プライベート、どんな環境でもこの言葉が示す状況は怒ると思います。

孤立無援の類義語

孤立無援の類義語は「四面楚歌」「僑軍孤進」「孤軍奮闘」などがあげられます。これらの言葉は全て周りに助けがいない状況を指す言葉ではありますが、「孤軍奮闘」はニュアンスとして周りの状況や環境が追いついていないという意味合いも持っています。

孤立無援まとめ

孤立無援について意味や由来を説明しましたが、決して孤立無援の状況は誰にとっても好ましいものではないのがわかったのではないでしょうか。
そういった状況を自分で作り出す事がない様に、円滑な人間関係を心がけていく事が仕事や家族関係、スポーツなどあらゆる場面で大事になってきます。

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