「守株」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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守株(しゅしゅ)

「守株」は、伝統的な言葉ではないかと勘が働きますが、それ以上はちょっと分からないですよね。実際には、「進歩がない」などの意味が込められていますが、他にはどの様な意味や由来があるのか調べてみました。

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守株の意味とは

「守株」の意味は以下の通りとなります。
 (1)古い習慣を頑なに守るだけで進歩がない。時代に応じた変化や対応ができない。
 (2)悪い意味で古い習慣に拘る。進歩がない、できない。
 (3)別表記「株守」。
あまり良い意味ではないのが「守株」です。古いタイプの人を糾弾するような厳しい言葉で、諺としては珍しい方ではないでしょうか。しかし、大事な点となるのは、古い事に拘ったあまり結果が伴わずに進歩がないという事です。要は、古くても結果があれば問題ないですし、又、結果が出ないなら新古に拘らずどんな方法も取り入れるべきと、解釈もできます。頭固くして、古い価値観で生きずに、時代に応じて柔軟に生きるべきと提唱し、それが出来ないのが「守株」となりそうです。

守株の由来

「守株」の由来は、中国戦国時代の思想家・韓非の著書「韓非子」に書かれた「守株待兎」となります。その意味は、偶然の成功体験に執着するあまり新しい行動をしないので、結果として何も得られないという教えです。因みに四字熟語では先ほどの「守株待兎」、諺では「株を守りて兎を待つ」となります。

守株の文章・例文

例文1.大人になっても地元にずっと残るのは、守株と呼ばれても致し方ないのも事実だ。
例文2.守株な考えに取り付かれると、他人の声も聞かなくなるので、程よいところで妥協や新しいものを取り入れるべきだ。
例文3.寂れた商店街をみると、守株な人達が多いのも原因なんだろうと思ってしまう。
例文4.融通が訊かない、前例がないからと現代事情をまったく取り入れない役所や裁判制度などは、守株という言葉が相応しい。
例文5.守株にしか見えなかった父親が、最近はスマホを持ちSNSも積極的に利用している。

古い考えの人達を「守株」とした例文となります。

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守株の会話例

  • 自分自身を頭が柔らかい、融通が利く方だと思います? それとも、頑固で古風だと思いますか?

  • 難しい質問。でも、私も含めた今の若い人も、結局は年を取ったら古臭くなるよね。今はスマホを使っているだけで、昔とは違うみたいな考えもあるけど、結局は同じだよね。右へ倣えなだけだしね。

  • ずい分冷静ですね。でも、僕も同感です。高齢者がスマホやネット使えないからってバカにする人もいますけど、実際にはあまり変わりがないですよね。中には、それだけで守株や守株待兎と呼ぶ人もいるけど、何か違いますよね。

  • そうそう。スマホを持つだけで時代と歩んでいる気になっているなら、ちょっと考えがあまりにも幼稚で、それこそ将来的な守株の予備軍だね。

「守株」を使った、スマホ絶対主義者への皮肉めいた会話です。

守株の類義語

「守株」の類義語には、「刻舟」「柳の下にいつも泥鰌はいない」などの言葉が挙げられます。

守株まとめ

「守株」は、古い習慣を大事にするあまり進歩がなく結果がない。時代に応じた変化や対応ができないという意味があります。四字熟語では「守株待兎」、諺では「株を守りて兎を待つ」となり、古い人や融通が利かない、過去の幸運を漠然と期待するにも喩えとして用いられます。

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